ヨーロッパのマットレスブランドの中でも特に有名ブランドが揃っているイタリア。

アメリカのマットレスメーカーと違い、イタリア製マットレスはノンコイルマットレスも数多くあります。

ここでは、そんなイタリアのマットレスメーカー(ブランド)でおすすめのメーカーをまとめました。

マニフレックス

マニフレックスとは

マニフレックスは1962年に誕生した老舗メーカーです。多くのスポーツ選手・有名人が愛用していることで知られ、私たち日本人に最も認知されているイタリアのマットレスメーカーでしょう。

日本国内ではマニフレックスを専門に取り扱う正規販売店が全国で展開されていて、通販サイトでも手に入れることができます。

マニフレックスのマットレスについて

高反発素材「エリオセル」の力

ノンコイルマットレス専門のマニフレックスのマットレスの最大の特徴は、製造しているマットレス全てに「エリオセル」という高反発のポリウレタンフォームが使われていることです。

高反発素材であるエリオセルは、適度な弾力で体を沈ませずに浮かせることで、寝ているときの姿勢を自然にして体の負担を抑える働きをします。

ウレタンフォームは温度の変化によって硬さが変わってしまうのですが、エリオセルの場合は変わらないわけではありませんが温度の変化に強く、硬さが変わりにくい性質になっているのです。

マニフレックスの価格帯

マニフレックスには比較的高級な商品もありますが、安い商品になるとシングルで3万~4万円で手の出しやすい価格帯になっています。勿論安価な商品であってもマニフレックスの特徴であるエリオセルが問題なく使われています。

最低10年保証がつくので長く使えるのもメリットの1つです。

また、サイズオーダーも受け付けているためシングル、セミダブルといった決まったサイズではなく自分の好みでサイズの範囲を決めることも可能です。しかしオーダーとなればその分価格は張ることに気をつける必要があります。

ちなみにマニフレックスはドルミールという他のブランドも展開していて、そちらもエリオセルが使われたマットレスを提供しています。ドルミールの国内販売はイオンで取り扱われています。

ドルメオ

ドルメオとは

ドルメオとは東欧スロヴェニアの寝具メーカーですが、実際はイタリアのフィレンチェで生産されていてそれが日本国内に入ってきています。

国内では西川産業がブランドの1つとして取り扱っていて、様々な店舗、通販サイトで手に入れることが可能です。

ドルメオのマットレスについて

高性能の高反発ウレタンフォーム

ドルメオのマットレスはマニフレックスと同じく全てノンコイルマットレスです。最大の特徴はエコセルという高反発ウレタンフォームを利用していることです。

エコセルは弾力性がある素材で寝たときに体を持ち上げ、寝る人間の体勢に対応して自然な寝姿勢を保つ働きをします。復元性もあるため、温度による変化に影響を受けにくく、耐久性も高いです。

多孔質構造になっているため、ウレタンフォームでも通気性は高く設定されており、蒸れる心配はありません。

ドルメオの価格帯

ドルメオの価格は3万~4万円台とマットレスとしては高級過ぎず安過ぎずの価格帯と言えますが、性能を考慮してコストパフォーマンスで言えば安価で性能の良いマットレスでしょう。

ちなみに、マットレス以外にもエコセルを利用した商品の取り扱いはしていますが、マットレスの場合には12年間保証があって長く利用するメリットもあります。

イサイア

イサイアとは

多くの品質証明を取得しているマットレスブランドであるイサイア。メーカーというよりはブランドという見方が強いです。

国内においては株式会社インテリアコミュニケーションが独占契約をしているため、インテリアコミュニケーション関連の販売元でしか手に入れることはできません。その代わりにこの企業が直輸入をしているので、輸入にかかるコストを抑えた価格で販売しています。

イサイアのマットレスについて

数少ないイタリアのポケットコイル

イサイアのマットレスはイタリアのメーカーとしては珍しいポケットコイルマットレスを取り扱っているのが特徴です。

コイルスプリングは9巻の物を利用していて、バランスの良い太さにすることで反発力と耐久性を高めています。コイル自体も高品質で、テンバー処理という焼きが入っているためにより反発力と耐久性が向上しているのです。

マットレス自体は3ゾーンになっていて、2種類の線径が違うものを利用することで、不自然にならずに安定して体圧分散のバランスを取ったものに仕上げています。

生地にはジャガード織を利用していて、生地を丈夫に仕上げながら、通気性も良くしてポケットコイルの欠点の通気性を改善しています

イサイアの価格帯

価格はシングルの安いもので45,000円程度と高めではありますが、15年の保証がどれにも付いており、110日間であれば返品と交換が可能となっています。

そのため、長く使うことと、合うか合わないかを確認して利用することが可能と考えれば、予算的に厳しい方でも候補に入るのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?イタリアのマットレスブランドってもっとあるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実は一部のイタリアメーカーが国内で目立つだけで、メーカー自体はそれ程多くはありません。

寝具で言えばもっと多くのメーカーがありますが、ベッドとそのフレームを中心に取り扱っていてマットレスは取り扱っていないところも多くなっています。

その分有名どころのマニフレックスとドルメオの性能は十分なものであり、価格と比較してもかなりお得な商品に仕上がっています。

イタリアのブランドをお探しならこの2大ブランドを比較してみてはいかがでしょうか。