マットレスを選ぶのであれば当然ですがサイズを確認するのは大切です。

衣類に比べると多少の無理はききますが、サイズが合わないマットレスを購入してしまうと睡眠に支障が出てしまう可能性が高くなります。

自分に合うサイズを選ぶのはもちろんですが、このマットレスのサイズと規格には種類が存在し、それによってどの程度のサイズが目安になっているかが変わってきます。

単純な大きさはもちろんですが、長さも寝る時の姿勢にも影響してくるため重要な情報です。

ここでは、そのマットレスのサイズに存在する種類を紹介します。

シングル

マットレスのサイズで最も基本的なのがシングルであり、シングルという名の通りに1人用のサイズが該当します。

具体的なサイズの幅は95cmから103cm、丈は195cmから203cm程度となっています。

しかしシングルと一言で称してもシングル自体にも更に種類があり、この一般的なシングル自体は1人が寝るための標準用サイズとして存在しますがあくまでも標準です。

人によっては小さかったり逆に大きすぎたりしてしまうため、1人で寝る種類としては必ずしも適切ではありません。

セミシングル

セミという言葉ラテン語で半分を示すものであり、その名の通りにシングルよりも更にサイズが小さくなった種類のマットレスです。

幅としては85cmから90cm程度、丈自体はほとんどシングルと変わりません。

小さいために標準の大人が寝るのは窮屈ともいえるため、子供専用の種類と考えていいでしょう。大人でも小柄な方であれば入るかもしれませんが、幅が狭いために寝返りを打った際にベッドから落ちる危険性が生まれます。

逆に言えば子供専用であるため、子供がこの種類のマットレスで寝た場合には将来的に別の種類のに買い換える必要が出てきます。

ロングシングル

ロングという名の通りに通常のシングルよりも大きくなった種類のマットレスです。大きくはなりましたが、幅自体のサイズは変わらず大きくなったのは主に丈、長さの方であり205cmから212cm辺りとなりました。

通常よりも長くなったシングルという種類であるため、このマットレスはシングルでは狭く感じる身長が高い方に向いています。

それ以外には、身長がそこまで高くない人も上下のスペースを余裕に持ちたい方に向いているといえます。

ダブル

ダブルはその名の通りにシングルが1人用と想定されている通りに2人で寝ることを想定した種類です。

幅は135cmから143cm辺りとなっており丈はシングルとほとんど変わりません。

これを見れば分かるように名称から勘違いされやすいですが「ダブルはシングルの2倍の大きさ」というわけではないのです。

確かに2人で寝るためではありますが、それは同じサイズの標準な人間が寝た時の話です。どちらかが体格が大きかったり、総合して大きかったりするとそれだけでスペースがほとんどなくなってしまいます。

セミダブル

その名の通りにダブルよりも幅が小さくなったマットレスであり110cmから120cm辺りがこの種類に該当します。

これだけ小さいと当然2人で寝るには窮屈ですが子供であればできないことはないため子供のための2人用ともいえます。

しかし、この種類は2人用というよりもシングルでは広さが足りないと感じる人が利用するのが適切であり、セミダブルであれば余裕のあるスペースを取って睡眠を取ることができるようになります。

ワイドダブル

ワイドは英語で広いという意味を指す言葉であり、その名の通りに通常のダブルよりも幅が広く150cm辺りから155cm辺りで丈は通常のダブルと同じです。幅が広くなっているため、通常よりも横へのスペースを取ることができます。

しかしこのワイドダブル自体は設定していないメーカーも存在します。そのためワイドダブルがないメーカーでより広いのを選びたいのであればクイーンやキングといった種類を選ぶしかないでしょう。

ダブルロング

その名の通りにダブルのロング版であり、幅はダブルとほとんど同じで丈もシングルのロングと同じとなっています。

こちらもシングルのロングと同じように身長が高い人向けであり、体格がいい、身長が高い人と一緒に寝る場合でもこちらが向いているでしょう。

セミダブルロング

ダブルの場合にはセミにもロングバージョンが存在します。そのままセミダブルのロング版と考えてもらえれば間違いなく幅はセミダブル、丈はロングとなっています。

1人で寝るロングとしてはシングルもありますが、こちらはシングルでは幅が物足りないという身長が高い方に向いています。

キング・クイーンサイズ

キングやクイーンは数あるマットレスの中でも特に大きいとされるカテゴリーに分類されます。クイーンは幅が155cmから163cm辺りとなっており、キングは175cmから183cm辺りでどちらも長さ自体は変わりません。

場合によっては2つ分として計算されることもあり、この場合はクイーンだと80、キングだと90が目安となります。

これだけ幅が大きいなると1人で寝るにはスペースがかなり余る結果となるため、下記の用途で使うのがベストです。

  • ダブルよりもより広いスペースで2人で寝たい
  • 2人以上、夫婦が子供と一緒に寝たい

後者の場合にはクイーンだとギリギリになる可能性もあるため、キングの方を選んだ方がいいでしょう。

ちなみに、キングやクイーンにもロングの種類があります。どちらも幅は変わりませんが、長さは他のロングと同じようになるという種類になっています。ロング版の例に漏れず身長が高い人が寝たり、上下のスペースを余裕に取りたいと考える方に向いています。

まとめ

マットレスのサイズはこれだけ多種多様であり、メーカーによってもどの程度のサイズをどういう分別にしているか変わってくる場合もあります。

種類だけで判断すると自分のサイズに合わないものを選んでしまう結果になってしまうこともあるので、実際の大きさは種類だけに惑わされず確認をしてみましょう。