マットレスを選ぶ基準としてやはり寝心地は大事な基準です。

寝心地がよければ当然気持ち良く寝ることができ、順調に睡眠を取ることができるため、精神面・健康面の両面で良いものになります。

しかし寝心地と言っても人によって寝心地が良い悪いは違いがあります。他人が寝心地が良いマットレスという評価であっても、自分が同じのを利用すると良いどころか悪く感じる場合があるのです。

そのため、寝心地が良いマットレスを探す際には「自分に合った」寝心地の良いマットレスを探すようにする必要があります。

ここでは、マットレスの寝心地の違いについてまとめました。参考にしてください。

柔らかいマットレスと硬いマットレスの寝心地の違い

基本的にマットレスの寝心地はその硬さによって変わってくるものです。

高反発と低反発、コイルの種類

硬めに体を支える高反発柔らかく体が沈む低反発ではその寝心地が大きく変わります。

>徹底比較!高反発マットレスvs低反発マットレス

これがコイルスプリングとなるとさらに変わってきます。ボンネルコイルは全体を面で支えているため硬めではあるがそこまで硬くはない寝心地、ポケットコイルは点で支えるために低反発程ではないが柔らかい寝心地を提供します。

>ボンネルコイルとポケットコイルはどっちが良い?メリット・デメリットを比較してみた

ただし、ボンネル・ポケットとそれぞれの特徴をもっているだけでなく、その上でさらに低反発、高反発で分けられるため、ボンネルとポケットという種類だけを見て寝心地を判断しないようにしましょう。

また、最近では高密度スプリングというものがあり、こちらはボンネルよりも硬い寝心地になっており、性能的にも高いことが多いです。

マットレスの硬さから見る寝心地

マットレスの硬さ・柔らかさだけで考えると、「硬い寝心地がいい」と思う方は高反発寄りのマットレス「柔らかい寝心地がいい」という方は低反発寄りのマットレスを選ぶのがいいです。

普段からマットレスを利用している場合には、硬い・柔らかいのどちらが自分にとって気持ち良く寝られるかを感覚的に分かっていると思いますので、上記のような選び方はよりわかりやすいでしょう。

>硬めと柔らかめのマットレス、どっちがいい?

寝方で変わるマットレスの寝心地

普段どういった寝方をしているのかもマットレスの寝心地に大きな影響を及ぼします。

例えば、普段、敷布団を敷いて寝ている方は基本的に硬い寝心地のもとで寝ている可能性が高いです。その硬い寝心地に慣れているため、急に低反発の柔らかいマットレスに変えると、違和感を感じて寝心地が悪くなる可能性があります。

逆に、硬めに感じる高反発のマットレスは普段から慣れた寝心地に近いため、こちらは寝心地良く寝れる可能性が高いです。

敷布団で寝ていた方は高反発のマットレスが寝心地が良く、さらに言えば、硬い寝心地に慣れているためパームが使われている種類も良いでしょう。

体型で異なるマットレスの寝心地

高反発のマットレスは体が沈みにくく、低反発のものは体が沈みやすい性質を持っていますが、これは寝る本人の体型によって変わってくるものです。

当然がっしりとした体型の方が低反発に寝れば大きく沈むことになります。大きく沈むということは、その分マットレスに埋もれる形になり、人によってはこれはこれで寝心地が良いと感じるかもしれませんが、基本的にはあまり寝心地が良いものではありません。

高反発であれば適度に沈み、体も受け止めてくれるため、体型ががっしりとした方は高反発の方が良いでしょう。

逆に体型がほっそりとしている方は、高反発だと逆に浮くような寝心地になってしまうため、低反発であれば沈みやすいといえどあまり沈むことはないため、低反発の方が寝心地が良いものとなります。

腰痛持ちの方は高反発がおすすめ

低反発は体が沈んでしまうため体圧分散ができているマットレスも多くありますが、それでも負担が集中してしまいやすいので腰痛で悩まされている方はその痛みで寝心地は最悪なものになってしまう可能性が高いです。

逆に高反発は体が沈まず寝返りも容易に打てるため、腰痛持ちの方でも快適に寝れて寝心地が良いことが多いため、高反発の方が良いでしょう。

まとめ

このように、様々な情報によってマットレスで寝たときの寝心地は変わってきます。

ですが、そこには人それぞれの感覚の問題があるので、必ずしも「これに当てはまるからこれがいい」ということにはならず、結局は実際に寝てそれで初めて分かるということも多いため、実際に寝て試すことができるのであれば試した方がいいでしょう。