マットレスにはバネであるコイルが入っている種類の他にノンコイルマットレスというものも存在しますが、では実際にノンコイルマットレスどのようなものであり、コイルマットレス比較するとどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

名の通りのマットレス

ノンはノンアルコールやノンフィクションといった言葉からも分かるように否定をする言葉であり、ノンコイルはその名の通りにコイルを一切使用していないノンスプリングのマットレスのことを指します。区別は非常に単純でありコイルが入っていればコイルマットレス、入っていない、コイルなしバネなしであればノンコイルマットレスという考えで問題はありません。

コイルが使われていないのであれば別の素材が入っているということであり、その素材はノンコイルマットレスの商品によっても変わってきて一般的なウレタンやラテックスもあればメーカーによっては独自で開発した素材を使っていることもあり商品に応じてその性質は千差万別となっています。

コイルと比べた時のメリット

ノンコイルマットレスはコイルなし、バネなしであるためマットレスを畳んで収納することが可能となっており必要のない時は収納してスペースを確保することができます。性能としてはコイルマットレスはコイルが使われていてボンネルとポケットで変わりますがどちらも共通してバネ同時での構築がされており、それによって一部に不備が出るとそれがマットレス自体に大きく影響してくる可能性が高いです。

一方でノンコイルの方はコイルなし、バネなしであり素材自体が構築されているような構成ではないため不備が出てきたとしてもそれが大きく影響してくる可能性は低いです。他にもコイルマットレスはマットレスが破ける等すると剥き出しになってしまい、それで怪我をしてしまう恐れがありますがノンコイルはそのような危険のある素材は使われていないので怪我をする心配ないのです。

デメリットはどうか

一方でデメリットの方は一般で使われているウレタンの場合だとコイルの方は隙間があるお陰で通気性が良くなっていましたが、こちらはマットレスに詰まっているため通気性が悪く夏場といった暑い季節になると蒸れて寝心地が最悪になってしまい、汗もこもるため衛生的にもいいものではなくなってしまいます。

素材にもよりますがコイル、バネと比べると耐久性に不安があるものも多く、先の通気性の悪さも含めてコイルマットレスと比べる寿命が早いことが多いです。メリットの方に畳むことができると書きましたが、これもマットレスによっては畳むことで何かしら支障が出てしまうことがあり畳むのに向いていない場合もあります。

低反発の場合にはコイルマットレスと比べると必要以上に沈んでしまうことが多くそれによって腰を痛めてしまう場合があり、高反発の方はスプリングと同じように弾力性がありますが寝た時の硬さに違和感を感じて寝心地がよくないと感じてしまう場合もあります。

進化するコイル、ノンコイル

しかし最近のマットレスは上記に紹介したメリットとデメリットに当てはまらないことも多く、コイルマットレスは畳むことができないとされていますがフランスベッドという有名なメーカーでは畳むことができるスプリング入りのマットレスが提供されていたりしており、数こそ少ないですが畳むことができるコイルマットレスも存在するのです。

一方でノンコイルマットレスも通気性が悪いというのはウレタン素材の話であり最近では独自の素材を利用して通気性が高いものを利用しているところもあり、中にはコイルよりも高くしておりコイルで構築されているマットレスでは絶対できない水洗いをすることが可能なものも存在します。耐久性の方も素材によって高められていることもあり、ノンコイルによるデメリットが消失しているものも存在するのです。

まとめ

ノンコイルと一言で称してもその使われている素材は様々であるため、どのような特徴があるのかということは素材によって変わってくる状況でありノンコイルマットレスを希望するのであれば使われている素材の特徴を確認してそこから判断する必要があります。有名なところは独自の素材を制作して利用していることも多く、今後の展開でも新しいタイプのノンコイルマットレスが出てくる可能性があるのです。