購入したマットレスが「イメージしていたのと違う」、「自分には合わない」というケースは珍しい話ではありません。そうなれば使っていく意義が見当たらないので返品をしたいと考える人もいるでしょう。実際に店舗やメーカーによっては返品することができますが、当然この返品も無条件にできるものではなく、それぞれ返品するための条件が提示されています。

幾つかのマットレスを取り扱う店舗とメーカーにおいて返品する方法、できる条件としてはどのようなものがあるでしょうか。

ニトリのマットレス返品条件と方法

ニトリでの返品できる期間は現実の店舗、通販に限らず14日以内と定められています。店舗での返品の場合は購入した際のレシートとメンバーズカードが必要となり、さらにマットレスも持参しなければいけません。この購入時にクレジットカードを利用して購入した場合にはそのクレジットカードと控えを用意する必要があります。

通販の場合には電話かサイトにある問い合わせのフォームから連絡をする必要があり、そこで商品名、返品する理由、数量、返品希望日を伝えなければいけません。ちなみに通販で購入したマットレスは店舗で返品をすることができない点には気をつけましょう。

商品に関してはオーダーして製作してもらった物、組み立てる必要がある種類で組み立て途中、後の物は店舗、通販共々返品対象外となってしまいます。しかし不良品であれば例外として問題なく返品することが可能です。

ニトリのマットレスの保証期間について

返品ではなく商品に不備があった場合の保証期間に関しては商品によって期間は違っています。

マットレスの場合は寝具となるため5年間の保証がありますが、特定の商品に関しては30年という長期間の保証がされているのです。しかしこの30年はマットレス全体ではなくスプリングマットレスのスプリング部分だけの適用ということに気をつける必要があります。

IKEAのマットレス返品条件と方法

IKEAの商品は365日以内であれば購入して未使用で問題がなければ返品することができるようになっています。しかしマットレスの場合には特定の商品を除いて90日間の保証があり、その間であれば使用したとしても返品することが可能です。返品する際にはIKEAのストアにある返品カウンターに行き商品とオリジナルの包装、レシートを持っていく必要があります。

クレジットカードを使用していた場合にはクレジットカードを利用した本人が来店しなければならず、本人確認書類も用意する必要があるのです。しかしこの返品に関しては一方で様々な「問題」が出ていてそれによるトラブルの話も見かけることができます。これはIKEA自体が直接商品を扱わずに代行業者に任せていることも原因の1つではあるでしょう。

IKEAで返品したい場合は、通販であっても店舗に行かなければいけないためそれができない場合は返品できないことを覚悟するしかないでしょう。

島忠ホームズのマットレス返品条件と方法

島忠ホームズは他と違いマットレスに特別な返品事情を設けてはいません。そのため他の商品と同じような返品条件となっていて試して返品をするということはできず、当然使用後のマットレスを返品することはできないのです。保証に関しては価格で決められていて7万円以下であれば1年、それよりも上であれば7年の保証書をもらうことができます

しかしこの保証は火災を始めとした災害は保証外で、それ以外にも島忠側で幾つかの規定があってそれに当て嵌まっていると受けることができないことに気をつけなければいけません。島忠側で何かしら不備があった場合には使用後でも返品をすることは可能で引き取ってもらうことが可能です。

大塚家具のマットレス返品条件と方法

大塚家具の商品保証期間は1年であり、これはマットレスも特別な記載がない限りは例外ではありません。その保証も災害を始めとして付属されている説明書の内容に従った使い方でない場合は保証外となってしまうのです。返品についてもマットレスであろうと他の商品と同じ規定であり、14日以内という期間が定められています

この返品は大塚家具の方で不備があった場合であり自分で使用して破損した、サイズが合わないといった理由で返品することはできません。

ニッセンのマットレス返品条件と方法

ニッセンは通販のメーカーでありそのため返品は店舗に行くのではなくサイトのページから手続きをすることになります。手続きに関しては会員登録した際のマイページで手続きをする必要があるのです。返品の期間は14日間となっていますが不良品であった場合には6ヶ月間受け付けてくれるようになっています

当然のことながら返品は利用した商品は対象外となるため、マットレスにおいてはこの返品のシステムを利用するのが難しいことになるでしょう。そのためほとんど不良品等が理由での返品となりますが、その返品の際には保証書を始めとした付属品や説明書等の必要な物も全て返送する必要があります。

フランスベッドのマットレス返品条件と方法

フランスベッドは自社も含めて様々なブランドを取り扱っていますが、保証は基本的に2年間で一部は1年間という構成になっています。違いがある関係でそのマットレスが2年か1年かは購入する前に確認しておきましょう。返品に関しては8日以内が期限となっていて、他の例に漏れず未開封、未使用の場合でのみすることが可能となっています。

しかし受注タイプのマットレスは返品することが不可能になっているため、その辺りの確認も購入前にしておきましょう。返品の送料に関してはフランスベッド側に不備があれば全額負担ですが、こちらの都合の場合にはこちらが全て負担しなければいけません。全体的に期日、送料共に厳しい設定なので不良品以外で返品しないようにしっかりと選ぶようにしましょう。

シモンズのマットレス返品条件と方法

シモンズのマットレスはフランスベッドと同じように2年間の保証があります。しかしこの保証は提供している場所によっても変わってきて、特に通販だと保証が付いていないタイプのを販売していることもあるのです。保証が付いていない場合には当然不備があったとしても保証を受けられず、返品も不可能となるので気をつける必要があります。

購入した場所に応じて返品のルールが変わってくるという点に関しても気をつけなればいけません。基本的に他と同じように不備によるものであれば返品可能で、こちら側の都合ではできないという物であるのは変わっていないと考えていいです。しかし店舗によってもその返品に値するかどうかの判断基準が変わってくるため、それによる返品不可能な可能性も理解しておく必要があります。

全体的に返品と保証に関する情報のバラつきが存在するため各々のマットレスごとにどのような返品と保証がされているか確認した上で購入するようにしましょう。

13層やすらぎマットレスのマットレス返品条件と方法

13層やすらぎマットレスも特別な商品というわけではないので、返品の事情に関しては同じ一番星で販売されている商品と同じ扱いです。返金保証が付いている商品もあるのですが残念ながら13層やすらぎマットレスはその対象には入っておらず、一度利用してしまえば返品をすることが不可能になってしまいます。

しかし商品に不備があった場合は相手側が全負担をして交換してもらえるのは他と同じです。未開封の場合は7日間以内であれば返品をして交換をしてもらえますが、このマットレスとなればそのケースを利用する可能性は低いでしょう。

しかし一番の問題は保証に関してであり、この保証に関する情報がこのマットレスに関して一切掲載されていないということです。実際に少し調べてみればこのマットレス関する保証の情報が一切書かれていないのが理解できると思います。正規販売店以外で保証外になるのは仕方がないといえど、その正規でも保証が不透明になるというのはリスクが大きい話です。

マニフレックスのマットレス返品条件と方法

マニフレックスのマットレスは商品によって保証される期間が決まっていて、短いものだと3年程度ですが、長いものだと12年という長期間に設定されています。高額なマットレスがその長期保証になっているのではなくモデル246やマニ・スポーツといった一般の方に手が届きやすい系統のマットレスがなっているのです。そのため一般の方もこの長期保証を簡単に受けることができます。

しかし気をつけたいこととしてこの保証はマニフレックスのマットレスで利用されているエリオセルの「へたり」に関わるものです。そのためこのへたり以外で保証を受けることはできないため、その辺りを理解して利用していくようにしましょう。もちろん保証書がなければその保証も受けることができないので大事に保管をして忘れずに持っていくようにしてください。

それと保証は長いですが、本当にその保証の分だけ問題なく利用できるというわけではなく、大抵の場合にはそれより前に経年劣化で寿命が来てしまう可能性が高いです。そのため長期保証の年数も過信しないようにしましょう。返品に関してはどこの店舗で購入したかによって変わってきますが基本的にマットレスに不備があった場合のみすることが可能です。

基本的に未開封、未使用でないと返品することはできず、不備ではない返品は送料がこちらの負担になるということには気をつけましょう。

モットンのマットレス返品条件と方法

モットンは90日間使用して合わない場合には返品することで購入金額が返ってくるというサポート形式を取っています。気をつけたいのは90日間の間に返品できるのではなく経過した後の14日間が返品期間となり、90日間は返品を受け付けていません。そのためすぐに返品することはできないという点は理解した上で購入をしようとしましょう。

その代わりに少しの汚れや破損があったとしても他とは違い返品を受け付けてくれます。もちろん過度な汚れや破損があれば返品対象から外れてしまいますが少しであれば問題ありません。しかし問題としてはその汚れや破損の程度をモットンを提供している側がどのように判断するかであり、これによっては返品することが不可能になってしまうこともあるのです。

そのため確実に返品してもらえるとは考えずに「できない可能性もある」ということを購入前に理解しておいた方がいいでしょう。返品に関してはモットンの返品フォームから返金依頼をして本体とカバー、保証書を指定の倉庫に送る必要があります。この際の配送料に関しては自己負担となるため気をつけましょう。

保証に関しては単純に返金、返品だけでなく購入してから180日、おおよそ半年間はメールサポートを受けることができます。メールでのサポートであるため返事に関しては保証ができませんが何かあった場合には質問を送ることができるのです。流石に頻繁にするのは問題ですが何か疑問があればメールで聞いてみるといいでしょう。

まとめ

返品にはそれぞれのメーカーごと決められた条件があり、自分の都合でする場合には大抵のところで送料が自己負担となります。その自己負担も場所によっては手痛い出費となってしまうことがあり、利用を始めてしまえば返品することができるケースというのは限られるため、できるだけ自分の都合による返品は避けるようにすることです。

そのためマットレス選びは不備という仕方がないことによること以外は、返品しなくていいようにしっかりと情報を集めて選ぶようにしましょう。