ドルメオはイタリアの寝具ブランドで、国内では様々な寝具のブランドを提供している西川リビングのブランドの1つとして提供されています。
マットレスを探すとなるとドルメオという名称を見かける機会も多くなりますが、このドルメオが提供するマットレスの特徴や種類をまとめました。
ドルメオマットレスの特徴・メリット
高反発素材エコセル
ドルメオのマットレスの大きな特徴がこのエコセルという素材です。エコセルは高反発素材としてフォームに利用されているため、必然的にドルメオのマットレスは全て高反発のマットレスとなります。
高反発であることで、寝た際に体を沈ませずに、強い反発とクッション性で支えて体圧分散をサポートしてくれ、寝返りについても負担を少なくしてくれます。
復元性も高いので、マットレスが変形して寝姿勢に影響を与えることはありません。
通気性の良さ
マットレスの構造が立体的な多孔質のものになっているため、空気の通り道が確保されています。そのため、基本的な素材がウレタンであるにも関わらず通気性が高くなっています。
更にウレタンの欠点として温度による性質の変化と暑さで蒸れることがありますが、そうした温度による変化もほとんどないためどの時期でも問題なく利用することができます。
エコテックスの認証
ドルメオのマットレスは、問題のある有害物質を含まないことを証明するエコテックスの認証を取得しており、これによって安全な素材が使われていることが証明されています。
防ダニ抗菌防臭
エコテックスによる認証があると同時に、防ダニ抗菌防臭による加工もされています。虫や菌の対策もできていて、健康面に問題がなく安全に利用することができるのです。
性能と比較するとリーズナブルな価格
普通のウレタンではないエコセルという高性能な素材を利用していますが、シングルでも4万円程度と一般のマットレスと比べればそれ程高いものではありません。
高性能なのに比較的安価で手に入るマットレスとなっています。
ドルメオマットレスのデメリット
エコセルでもウレタン
エコセルはウレタンによる欠点をことごとく潰してはいるのですが、それでも本質はウレタンであるため気温の変化を受けてしまう可能性もあります。
確率としては低いですが、それでも時に睡眠へと支障を与える変化が出る可能性があることは理解しておく必要があります。
保証はあるが…
ドルメオのマットレスはメーカー保証が12年と長い期間あるのですが、その保証対象はへたりのみでありそれ以外の問題に関しては受けつけていません。
これは他のマットレスでも言えることですが、保証内容が限定されていることは覚えておきましょう。
ドルメオマットレスの種類
Comfort Wave(コンフォートウェーブ)
コンフォートウェーブはドルメオがリニューアルして開発した「新しいタイプのスタンダードなマットレス」です。
波型のエコセル
上記で紹介した高反発素材のエコセルを単にそのまま詰めているわけではなく、片面はカッティングを施して波型にカットした状態になっています。
波型にすることで体へのフィット感と体圧分散性を向上させると同時に、空気の通り道を確保してさらに通気性を高めています。
ニットとメッシュ
以前のスタンダードから変わったところは、表と裏でその性質が変わっていることです。
片方はニット素材を利用して防ダニ抗菌防臭加工がしてあることで衛生面の対策もされていて、もう片方はメッシュ素材にして通気性を高めています。
エコセルの形状についてもニットの方はフラット、メッシュの方は波型と違いがあり、これによって寝心地が表と裏で変わっています。
サイズについて
以下のサイズが提供されています。
- セミシングル:幅78cm
- シングル:幅95cm
- セミダブル:幅118cm
- ダブル:幅138cm
長さは193cmとどのサイズでも同じです。一般のマットレスと比較すると、幅も長さも短めな設定となっています。厚さは13cmで、部類としては厚い方には入るのですが、マットレス全体として見れば薄い方に入ります。
DuoFeel(デュオフィール)
2層タイプのマットレス
コンフォートウェーブが1層であれば、こちらはそれを2層にしたタイプです。片方はハード、片方はソフトのエコセルウレタンとなっています。
硬いと柔らかいタイプで両面分けているため、コンフォートウェーブ以上に硬いと柔らかいの寝心地を使い分けることが可能です。
さらに、そのエコセルの隙間に通気層を設けて、通気性をより高めた構造になっています。
選べる寝心地の幅が広がる
コンフォートウェーブと違い生地を取り外すことができるため、ニットとメッシュどちらの生地でもハードとソフトの両方の組み合わせで寝心地を体験することが可能です。選べる寝心地の幅が広がっているのです。
サイズ
サイズ展開はコンフォートウェーブと同じですが、こちらは幅がそれぞれ80、97、120、140で長さが195と一般のマットレスと同じ設定となっています。厚さは二層になったこともあって16cmと厚くなっています。
それに伴い、価格がシングルで5万円程度・ダブルで9万円近くと高くなっています。
コンフォートウェーブトッパー
布団やマットレスに敷いて使うトッパータイプのコンフォートウェーブです。
厚さ3cmという薄さながらもエコセルによる性質は変わっておらず、クッション性と復元性、体圧分散性の高い寝心地を感じることができます。
また、ニット生地のフラット、メッシュ生地の波型による寝心地を選べる点も通常のコンフォートウェーブと変わりありません。
サイズも変わっていませんが、トッパーで他に敷いて使うタイプであるため、デュオフィールと同じ幅と長さに調整されており、マットレス本体ではないため価格は安価になっておりシングルで2万円近くです。
DO4510
以前のスタンダードタイプな一層のマットレスであり、リニューアルしたコンフォートウェーブと比べるとこちらはメッシュ素材が使われていませんし、ウレタンも波型だけでリバーシブルになっていません。
コンフォートとサイズ、厚さ、価格全て同じであるため、今さら選ぶメリットはないでしょう。
DO4520
名称から想像できるようにDO4510を二層にしたタイプのマットレスであり、デュオフィールと同じく2種類のエコセルが使用されていますがこちらはレギュラーとハードで硬さが分けられています。
二層であるため空気層が形成されているのは同じですが、DO4510と同じくメッシュ素材が使われておらず、生地を取り外すこともできません。
サイズはデュオフィールと違いDO4510と同じ幅も長さも短くなっており、厚さも15cmとこちらの方がやや薄くその分重さも少し軽くなっています。価格もこちらの方が安いですがほとんど変わらないためDO4510と同じく現在ではこちらを選ぶメリットはないでしょう。
DO4510トッパー
こちらはDO4510のトッパーであり、他のマットレスや布団の上に敷くタイプではありますが、マットレスの方とは違い波型とフラット面で両面を分けた仕様にもなっているトッパーです。
サイズもトッパーであるためコンフォートウェーブのトッパーと同じであり厚さも3cmと変わらず価格も同じであるため、こちらもリニューアルの方で間に合っているでしょう。
ドルメオのマットレスをおすすめしたい方
高反発のマットレスは価格が高いものも多いですが、ドルメオのマットレスはその中でも安価な部類に入ります。
そのため、「性能が良い高反発のマットレスが欲しいが、そこまで予算を出したくない」と考えている人に向いているマットレスです。
もちろんこれ以外にも性能が良く安価なマットレスは存在するため、それらとも比較して考えてみてください。
ドルメオマットレスの選び方
ドルメオのマットレスは一層か二層かトッパーかで選ぶことになり、選択肢としてはそれ程多くはありません。
一層か二層かで迷ってしまう場合は、それぞれのメリットを比べて予算に合うものを選びましょう。とはいえ、一層であっても十分にエコセルのパワーを感じれるマットレスになっています。
マットレス以外にも敷布団タイプもあり、そちらにもエコセルが使われています。マットレスにこだわらなかったり、マットレスではなく布団を探している場合にはこのこのエコセルが使われた敷布団もおすすめです。