無印良品は家具や雑貨用品だけでなく食品や洋服も売っているおなじみのお店ですね。

そんな無印ブランドですが、家具専門店ではなくマットレスのラインナップが豊富とはいえませんが、家具の一環としてマットレスも販売しています。

ここでは無印良品のマットレスをまとめました。

ポケットコイルスプリングマットレス

名の通りに無印が提供しているポケットコイルマットレスであり、最も一般的なタイプのです。

コイルの構成

このマットレスのコイル配列はチドリ配列というものになっており、これはコイルを交互に配置する形式で名称だと分かりにくいですが、要するに交互配列であると考えても良いでしょう。

ポケットコイルマットレスは点で体を支えるものであり、チドリ配列にすることでより細かに体のバランスを支えることができ、コイルとそれで構成されるマットレスの耐久も上げることができます。

コイルは線径1.9cmのものが使われており、コイルとしては硬い部類と入るため交互配列なのと合わせてポケットコイルマットレスながら硬めに作られていて、それで沈ませない寝姿勢を保ちます

2層のウレタンフォーム

コイル以外の素材としてはウレタンフォームが同じ程度2層に使われています。

二重のウレタンの力によってクッション性が高められているため、反発力で寝る人間の寝姿勢を保ち、硬いながら柔らかな感触を提供します。

サイズについて

サイズはスモール、シングル、セミダブル、ダブルとなっており幅は80、97、120、140cmで長さは195cmと一般のマットレスと同じくらいで、厚さもそれ程詰めていないためか19cmとそこまで分厚くはないです。

コイル数はそれぞれ504、616、756、896個となっていて、千個を超えるコイル数が取り扱われているマットレスがあることを考えるとこちらは一般的な数となっています。

ポケットコイルスプリングマットレスのメリット

ポケットコイルマットレスとしては比較的安価

ポケットコイルのマットレスはボンネルコイルに比べるとコイル数が多くなる分高くなる傾向にありますが、このマットレスはシングルで3万程度と一般的なマットレスと同程度でありそこまで高価ではありません。

ポケットコイルスプリングマットレスのデメリット

日本産ではない

このマットレスは国内で作られているわけではなくマレーシアで作られているマットレスであり、中国ではありませんが海外で作られているという事実は変わりません。

そのため、その製造国に何かトラブルがあればこのマットレスの状態も支障が出る可能性が出てくるということになります。

特別な素材は使われていない

ウレタンが使われていますがこのウレタンは何の加工もしておらず一般のウレタンであるため、温度によって硬さが変化してしまいます

  • 一定の硬さで寝られない
  • 通気性があまりよくないため、蒸れて暑い時期は寝心地が最悪になる

といった欠点がそのまま出てきます。

どんな人が使うか

正直マットレスとしては何の変哲もないポケットコイルのマットレスという内容であるため、ポケットコイルのマットレスが欲しいが予算がそこまでないという方向けとなっています。

しかしポケットコイルに拘らずマットレスを選ぶのであれば、これと同じくらいの価格で高性能なマットレスは存在するため候補から真っ先に外れるマットレスになってしまうでしょう。

他の無印のマットレス

無印良品はそこまで多くのマットレスを提供しているわけではなく他のも数える程度となっています。

スプリングマットレス

無印が取り扱うマットレスの中では唯一のボンネルコイルマットレスであり、ポケットコイルとは違って連結したコイルで面全体で体を支える弾力性のあるマットレスとなっています。

サイズはシングル、セミダブル、ダブルの基本3種となっており幅と長さはポケットコイルの方と変わらず厚さは18cmとなっておりコイル数もそこまで多くないため価格もシングルで1万5千円程度と安価です。

しかし原産は中国で作られているため安価なりに性能面では不安が出ているマットレスともいえます。

高密度ポケットコイルマットレス

通常の方とは違い線径1.6cmと細いポケットコイルを利用して詰めているコイルの数を増やしたマットレスであり、シングルで800個という数に増えていてそれによって更に細かく体のバランスを支えます。

素材もウレタンだけでなくポリエステルフェルトが新たに使われており、弾力性と保湿性を高めて寝姿勢を支えて、湿気を保つことで寒い時期は暖かい寝心地にします。

サイズは新たに幅160㎝のクイーンが追加されたこと以外は通常のポケットコイルマットレスと同じであり、長さも厚さも変わりませんが先に書いたようにコイル数は変わっておりダブルの時点で1152と千個超えです。

性能は通常のより良く原産も国内と安心できるのですがコイル数が増えた分価格は跳ね上がっておりシングルの時点で5万程度と一般と比べると高めの価格設定になっています。

超高密度ポケットコイルマットレス

超という言葉が付いたように高密度ポケットコイルマットレスを更にバージョンアップさせたマットレスで、線径が1.4と更に細くなってコイル数も増量させて多くのコイル数で支えるマットレスとなっています。

コイル数はシングルの時点で924個と千個に迫るものであり、セミダブルの時点で1155個と千個を超えて更に安定した寝心地を提供するのです。

コイルが増えたこと以外は高密度の方と変わらず提供されているサイズの幅も長さも厚さも変わっていませんがコイル数が増えているため価格はシングルで7万円程度とより高価になっています。

増量タイプ・超高密度ポケットコイルマットレス

名の通りに超高密度から更にコイル数を増加させたマットレスであり、線径も1.2と今までの中で一番細くその分コイル数もシングルどころかスモールで1080個と千個を超えるマットレスとなっています

一番大きいクイーンとなると二千個ものコイル数となり、それによって体圧分散によるサポートとそれによる安定した寝心地が更に強化されているのです。

コイル数以外はサイズとその幅、長さ、厚さも高密度の方と変わりませんが当然コイル数の分だけ価格は上がっておりシングルの時点で9万と無印のマットレスにおいては最も高価な設定となっています。

ウレタンマットレス

無印において提供されているマットレスの中では唯一のノンコイルマットレスであり、ウレタンが中に詰められているオーク材2段ベッド、ハイベッド、パイン材ミドルベッド専用のマットレスです。

厚さも7cmと薄い方でありコイルスプリングが入っていないため、廃棄する際には切り刻んだ後に通常のゴミとして出すことができると処分をするのも難しくないものになっています。

しかし提供されているサイズは幅80、長さ195のスモールのみであるため、大人が使うには厳しく子供専用のマットレスといっても良いかもしれません。薄いために載せる場所によっては体が敷いている下の物に当たってしまう可能性もあります。

限定と厚さが薄いように価格はそこまで高くなく8千程度と1万も超えない程の安価になっています

まとめ

いかがでしたか?見て分かるように無印良品はマットレスを取り扱うメーカーではないことと家具専門店でもないことがあって、マットレスの性能で考えればここは選ぶ候補としては外れるメーカーとなってしまいます。

実際に安価で高性能かつデザインのよいマットレスを取り扱っているところも多く存在するため、マットレス選びの場合には頭の片隅に入れておくぐらいの認識でいいのかもしれません。