島忠ホームズは株式会社島忠が経営している家具類を販売しているホームセンターです。島忠は大手の企業であり家具専門店とホームセンターに事業を分けて経営していて様々な商品を提供していて、ショッピングモールとして経営しているところもあります。マットレスに関しては様々な大手のメーカーと提携して、それで共同で開発してオリジナルのを提供しているのです。

では島忠ホームズが提供しているマットレスのメーカーとそのメーカーと共同で開発したオリジナルマットレスにはどのようなものがあるでしょうか。

フランスベッド

フランスベッドは名こそフランスですが企業としては国内で生まれた企業です。ここはスプリングマットレスが主流ですが特殊なコイルスプリングを提供しているのが特徴になっています。一本の銅線を連続して編んで仕上げる高密度連続スプリングというものがあり、寝姿勢を支える力を強めているだけでなく耐久力と通気性も向上させているスプリングです。

フランスベッド自体は様々なマットレスブランドを取り扱っていますが、島忠ホームズにおいてはフランスベッド名義であることが多くなっています。更にそのフランスベッド名義で共同開発したオリジナルのマットレスも幾つか提供しているのです。

シルバー800DX2

名の通りにシルバー色をした島忠とフランスベッドで開発したオリジナルのマットレスです。フランスベッドと開発したということで使われているスプリングは高密度スプリングであり、その性能は変わっていません。仰向け、横向きでも寝姿勢を問題なく支えてくれて通気性も高く、耐久性もあるため長持ちして快適に利用することができます。

詰め物の素材としては樹脂綿が増量されて使われているためよりふんわりした感触での寝心地になっているのです。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約3万5千円
・セミダブル 幅122 約4万円
・ダブル 幅140 約4万5千円
・クイーン1 幅154 約5万円

長さは195で厚さは18cmです。全体的に安価でありクイーンでも5万程度で購入できる価格設定になっています。

シルバー1600PRⅡ

ダブルデッキスプリングというフランスベッドの特徴である高密度連続スプリングが二段重ねで構成されたのが採用されているマットレスです。二段重ねであるためスプリングの数が多いのはもちろんですが上で受け止めてそれを下で分散するという役割分担が可能になりました。このため体圧分散の効率はもちろんですが耐久性も向上して長持ちするようになっているのです。

低反発のウレタンが詰め物として入っているのでスプリングでしっかりと支えられながら柔らかい感触を持たせています。側面にはニット生地と表面にはエアサスマットの生地を使うことで高級感も出しているのです。スプリングのお陰で通気性が高いだけでなく吸湿、放湿性の高い羊毛も使われているため湿気対策はできていて寒い時期も暖かく寝ることができます。

サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約7万
・セミダブル 幅122 約8万
・ダブル 幅140 約9万
・クイーン 幅154 約10万

長さは195で厚さは29cmと二重構造だけあって分厚いものに仕上がっています。シングルでも約7万と高額であるためコストのことを考える方には厳しいかもしれません。

フトントップDLXマットレス

フトンという名が付いているようにマットレスで布団のような寝心地を追及したマットレスです。マットレスの種類としては他と変わらずコイルスプリング系統でこちらは高密度マルチラススーパースプリングが採用されています。スプリングを圧縮して薄くし数も増やしたタイプであり、耐久力と反発力も問題なく発揮されるのです。

スプリング以外の素材もウレタンフォームはプロファイル加工をすることで体圧分散性と共に通気性を更に向上させています。それだけでなく温度による硬さの変化を抑えてくれる新タイプを利用しているため温度によって寝心地が変わってしまう心配をする必要はありません。他にも荷重分散フォームスフレというものも利用しています。

このフォームは低反発のような柔らかなフィット感がありながら高弾性のようにしっかりと体を支えてくれるというものです。これらの詰め物で布団の感触ながら体圧分散性には問題なく仕上げています。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約5万円
・セミダブル 幅122 約6万円
・ダブル 幅140 約7万円
・クイーン 幅154 約8万円

長さは195、厚さは19cmです。価格設定としてはシングルでこの価格としては高めな方ではありますが性能と比較をするとコスパとしては悪くないと考えられます。

フトントップSPLマットレス

フトントップDLXに高反発ウレタンを追加したマットレスで、より反発力の強いマットレスに仕上がりました。高反発ウレタンの追加は以外は追加で厚さが21cmになったこと以外はフトントップDLXと変わりません。しかし厚さが増えた分価格は上がっていてシングルでも約7万するとより高額になっています。

フトントップPREマットレス

フトントップシリーズ発売一周年記念で製作されたフトントップのマットレスです。スプリングや詰め物の内容は変わっていませんがマットレスの端にエッジサポートが追加されています。エッジサポートが追加されたことで端の落ち込みが抑えられ、幅広く使うことができるようになりました。

高反発ウレタンもあるため単純に言ってしまえば「エッジサポートが追加されたSPLマットレス」ということになります。実際にサイズと厚さはSPLマットレスと同じですがエッジサポートが追加されている分価格はシングルでも約9万と10万近い高額なマットレスです。

RH-BAEシルバーマットレス

RH-BAEはフランスベッドのブランドの1つ、リハテックが提供するブレスエアーエクストラを使用したマットレスです。こちらもフランスベッドとの共同開発でここまでフランスベッドが主流ではありましたが、これはリハテックが主流のマットレスとなります。フランスベッドらしく高密度連続スプリングが使われているのは変わりません。

ブレスエアーエクストラはフランスベッドと東洋紡が共同で開発したポリエステル中空三次元構造体の素材です。硬質で耐久性が高く弾力があるため体をしっかりと支えてくれて体重が重い人でも沈み難いものになっています。繊維であるため空気の通り道も多く通気性が高く、素材自体にも抗菌防臭と制菌加工がされて衛生面の対策もされているのです。

サイズの以下のようになっています。

・シングル 幅97 約10万8千円
・セミダブル 幅122 約12万6千円
・ダブル 幅140 約14万4千円
・クイーン 幅154 約16万2千円

長さは195で厚さは21cmです。シングルでも10万超えをしている高額なマットレスであるため流石に予算が多くもてる方でないと手を出しづらいマットレスでしょう。

シモンズ

シモンズはアメリカの寝具メーカーで国内で本社を構えてマットレス以外の寝具の提供しています。マットレス業界においては最初にポケットコイルマットレスを提供したところとして有名であり、そのために提供しているマットレスも全てポケットコイルマットレスです。ここの場合には島忠で提供しているマットレスのほとんどが共同開発して提供されているものとなります。

中には他のところでも提供されているマットレスが存在していることもあります。他のところで提供されているのと島忠との共同開発で提供されているのと違うところは生地や詰め物です。こうしたタイプは大きく違うということはありませんが寝心地に違いが出ている可能性が高いため「全く同じではない」ということを理解しておく必要があります。

4インチ

シモンズのポケットコイルマットレスで使われるコイルは基本的に5.5インチが一番短い種類ですが島忠との共同では4インチのが使われているマットレスも提供されています。コイルスプリングはインチによってクッション性が高まるためにこの4インチのはクッション性が低く柔らかく沈みやすいポケットコイルマットレスということになるのです。

コイルの配列としては単なる並行配列ではなく新並行配列を利用していてよりコイルの耐久力が優れた構成になっています。サイズはシングルとセミダブルのみで幅はそれぞれ97、120で長さは194と少し一般に比べると短めになっています。4インチのマットレスであるため厚さも14cmとシモンズのマットレスにしては薄い部類に入る作りです。

価格はシングルで約3万6千とシモンズらしくこの厚さでもそれなりの価格設定になっています。4インチでクッション性が低いという関係で体重が重い人には向いておらず軽い人向けのマットレスといえるでしょう。しかしポケットコイルマットレスでありながら通気性の対策がされていないため通気性に難があるのが欠点です。

4インチプレミアム

プレミアムという名の通り4インチマットレスもバージョンアップ版ともいえるマットレスです。提供されているサイズと厚さは変わっていないのですがカラーはブルーとピンクから選ぶことができるようになりました。マットレスとしては新たに高吸放湿繊維のモイスケアというのが使われ、これによって通気性に難があるのを対策しているのです。

プレミアムだけに価格はシングルで約4万7千と通常のより高めになっています。

5.5インチニューフィット

シモンズにもニューフィットのマットレスはありますが最低でも6.5インチのであり、5.5インチのは島忠との共同制作でしか存在しません。ニューフィットは名の通りにフィット感のあるソフトな感触のする寝心地が特徴で5.5インチだとクッション性が低くなっているためよりその柔らかさが強くなっています。

生地も伸縮性のあるニット生地が使われていてこちらの寝ている動きに反応して対応してくれるようになっているのです。サイズとしては以下のようになっています。

・シングル 幅97 約5万7千円
・セミダブル 幅120 約6万7千円
・ダブル 幅140 約7万7千円
・クイーン 幅152 約9万3千

長さは195、厚さは21cmでダブルからクイーンにかけて値段が跳ね上がっているマットレスです。しかし6.5インチニューフィットがシングルで10万超えをすることを考えるとこれでも安価な価格となっています。

5.5インチニューフィットⅡ

その名から分かるように5.5インチニューフィットのバージョンアップ版のマットレスです。使われていた通常のウレタンがソフトウレタンに替えられて、生地のキルティングを大柄キルトにしてよりソフトでフィットに寝心地にパワーアップしています。その分厚さも23cmとより厚くなっているのです。

それ以外の点に関しては提供されているサイズと一緒に変わっておらず、価格もシングルで約5万8千と前バージョンと比較してもあまり上がっていません。価格があまり上がっていないという意味では前バージョンを考えるのであればこちらを選ぶといいでしょう。

5.5インチレギュラーⅡ

シモンズ、島忠の共同開発共々提供されているスタンダードなマットレスの5.5インチレギュラーのバージョンアップ版です。厚さか21cmから23cmになりキルティングも大柄キルトにして寝た時のフィット感がパワーアップしています。ニューフィットとは違いウレタン自体はソフトウレタンに替えられていないため、フィット感がありながら程好い硬さは維持されているのです。

サイズは厚さはもちろんですが幅から価格も5.5インチニューフィットⅡと変わっていません。ここで共同開発された5.5インチレギュラーは通常のと比べると安価で販売されているためフィット感に魅力を感じなければそちらを考えてもいいでしょう。

6.5インチゴールデンバリュー2

2と付いているようにシモンズで提供されている6.5インチゴールデンバリューのバージョンアップ版のマットレスです。6.5インチゴールデンバリューは6.5インチのスタンダードなマットレスとなっていて6.5インチらしくクッション性が5.5より高く、硬くなっているのが特徴でした。このバージョンアップ版は新たに生地がニット素材になっています。

更に中のウレタンフォームも二重構造になっていて詰め物でもクッション性が高まってる構成です。サイズは5.5インチのレギュラーⅡと変わっていませんが価格は上がっていてシングルでも約7万2千と高くなっています。しかし通常のゴールデンバリュー他での提供では10万超えとなるため、それと比べると安価な価格設定です。

6.5インチニューフィット2

こちらは6.5インチニューフィットのバージョンアップ版のマットレスです。基本的なバージョンアップ内容はゴールデンバリューの方と変わらずニット生地とウレタン二重構造になりました。しかしニューフィットだけあってゴールデンバリューより柔らかくフィット感が強い構成となっていて、ゴールデンバリューの柔らかい版と考えてもいいでしょう。

サイズ、厚さ、価格共々6.5インチゴールデンバリュー2と変わりがありません。こちらも本家の方と島忠で販売されているのとの価格の違いは同じことになっていて安価な販売となっています。

6.5インチGVスイートPRE

シモンズのゴールデンバリューシリーズのマットレスで島忠との共同制作でしか提供されていないマットレスです。中空綿としてフィルケア、ポリティ配合綿が使われているのが特徴でその素材で弾力性を持たせた作りになっています。ボリューム感もありへたりにくい耐久性のある素材にもなっているのです。

抗菌と防臭効果も加えられて更に親水処理をしているため水を素早く分散させる速乾性にも優れています。そのため汗によって発生する湿気対策もされていて快適に寝ることができるのです。サイズの以下のようになっています。

・シングル 幅97 約10万
・セミダブル 幅120 約11万
・ダブル 幅140 約13万
・クイーン 幅152 約15万

長さは195、厚さは27.5cmです。全体的に安価に抑えられている島忠シモンズのマットレスでもこれはシングルで10万超えという高額なマットレスになっています。しかしシモンズのは高いと20万や30万といったものが平気で存在するためそれらと比較すればまだ安い方ではあるのです。

6.5インチNFスイート

6.5インチGVスイートPREのニューフィットバージョンであるマットレスです。フィルケア、ポリティ配合綿の使用は変わっていませんがニューフィットなだけに柔らかくフィット感がある寝心地になっています。しかし速乾性があるので柔らかいマットレスでも湿気が溜まることなく快適に寝ることができるのです。

サイズの幅、厚さ、価格共々6.5インチGVスイートPREと変わりません。

6.5インチスマートデュアル

ポケットコイルマットレスではありますが2種類のコイルが使われているマットレスです。スマートという名の通りに6.5インチだけでなくスマートレスポンスというコイルが利用されています。スマートレスポンスは先端のコイルの巻き数を増やしたコイルで、この形状にすることで巻いたところはソフトなふんわりした感触を出し、下はしっかりと体を受け止める仕組みになるのです。

配列も今までのような新並行配列ではなく2種類のコイルを縦列に交互配列する構成にしています。この配列は島忠との共同制作だけの構成になっているのです。スイートと同じくフィルケア、ポリティ配合綿を利用することで弾力性と抗菌防臭性を持たせています。

・シングル 幅97 約12万円
・セミダブル 幅120 約13万円
・ダブル 幅140 約15万円
・クイーン 幅152 約17万円

長さは195、厚さは27cmです。コイル数と使われている素材もあって流石に価格は高めに設定されています。

6.5インチユーロトップ2

名の通りに他のところで販売されていた6.5インチユーロトップのバージョンアップ版です。ユーロトップの仕様が表面に施されているためそれによってソフトな寝心地を味わうことができます。それだけでなくソフトウレタンも詰め物として利用されているためそれもプラスされて柔らかい感触のするマットレスに仕上がっているのです。

サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約13万円
・セミダブル 幅120 約14万円
・ダブル 幅140 約16万円
・クイーン 幅152 約18万円

長さは195で厚さは28cmで、ユーロトップが施されているだけに価格は高めに設定されています。性能というよりもユーロトップの寝心地がポイントのマットレスであるため性能でマットレスを選ぶ方の候補には入らないでしょう。

スムースフィットAB16S11

客からの声を参考に製作されたシモンズと島忠の共同制作マットレスです。その語感の通りにソフトとフィット感を追及したマットレスで通常よりも小さめのコイルを利用してしなやかさなマットレスに仕上げています。更にコイルを小さくしたことでコイル数を増やすことができるようになり、数を増やすことで体をより細かく支えることができる構成です。

このマットレスにもフィルケア、ポリティ配合綿が使われているため柔らかなながら湿気対策はされていて更にボリューム感を出しています。サイズは幅と価格に関しては6.5インチユーロトップ2と同じですが厚さは31cmとソフトとフィット感を出すために分厚いマットレスに仕上がっているのです。

しかしマットレスとしては受注生産となっているため注文してもすぐに届かず一定の期間がかかるものとなっています。

7.5インチユーロトップ2

名の通りに6.5インチが7.5になったユーロトップ2です。インチが変わったこと以外は変わっていませんが、7.5インチになったことでよりクッション性と硬さが上がって6.5よりもしっかりと体を支えるマットレスになっています。サイズは厚さか31cmになったこと以外変わりませんが価格は当然上がっていてシングルで約15万もする価格設定です。

8.25インチエッセンシャルプレミアム

シモンズで最も高い8.25インチを利用した共同開発のマットレスとしても最高ランクのマットレスです。ソフトとミディアムの2種類が存在していてソフトの方は通常のソフトウレタンとスーパーソフトウレタンを利用して柔らかさを強調した作りとなっています。プロファイルウレタンが使われていることで体圧分散性と通気性も向上させているのです。

8.25インチのコイルが使われていることでクッション性と硬さは最高峰になっていますが、線径を調整することで柔らかい性質にしています。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約20万円
・セミダブル 幅120 約22万円
・ダブル 幅140 約24万円
・クイーン 幅152 約26万円

長さは195で厚さは最高ランクなだけに36cmとかなりの分厚い設定です。ソフトとミディアムどちらでも変わらずシングルで約20万という高額なマットレスになっています。流石にここまで来ると一般の方には厳しいマットレスとなってしまうでしょう。

最高ランクのお約束どおりに受注生産で約一ヶ月かかるという点も忘れてはいけません。

8.25インチユーロトップ エッセンシャルビヨンド

島忠ホームズのシモンズマットレスにおいて一番高額なマットレスです。名の通りにユーロトップ仕様が施されたのはもちろんですがニット生地にジャンプキルティングとボリューム感がありながら体圧分散性もある表面になっています。更にこのキルティングにシュレープという最上位の綿が使われていて暖熱性と発散性を発揮して快適な寝心地を提供してくれるのです。

使われているウレタンも低反発でありながら脱膜タイプのであるため通気性が向上しています。高密度ソフトウレタンも使われることで柔らかくしつつ耐久性のあるマットレスにも仕上がっているのです。サイズは先のエッセンシャルプレミアムと変わりませんが厚さは37cmと少し厚くなっていて、価格はシングルで約25万とトップクラスの金額設定になっています。

サータ

サータは全米売上No1の寝具メーカーであり、コイルスプリングのマットレスを提供しています。コイルスプリングを提供してはいますが基本的に2種類以上のコイルを利用して部分ごとに設置するのを変えているのが特徴です。こちらも他のメーカーと同じく島忠では共同で開発したオリジナルの商品が販売されています。

サータペディック30 アニバーサリーニット

サータが国内において30周年を迎えたことを記念にして作られたマットレスです。この30周年記念のアニバーサリー自体は他のサイトでも販売されているのですが、島忠の場合はニットという名称が付くようにニット生地を利用したマットレスとなっています。それ以外はそこまで変わらず側面に通気孔であるエアレットが付属されていて通気性を高めた作りです。

コイルは線径1.9と2.0の2種類が使われていて2.0の方は端に設置してエッジサポートのような役割を果たしています。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約5万8千円
・セミダブル 幅122 約6万8千円
・ダブル 幅139 約7万8千円
・クイーン 幅150 約8万8千円

長さは196で厚さは23cmです。一般のマットレスと比較すると高いですがサータ自体高価なマットレスを提供しているところであるためこれでもサータとしては安価な部類に入ります。しかし安価に抑えられているのでサータマットレスにお馴染みの難燃素材が使われていて火災への対策がされていないという足りない性能もあるのです。

サータペディック30 アニバーサリープレミアムニット

名の通りにアニバーサリーニットのバージョンアップ版のマットレスです。違う点としてはコイルスプリングの配列にある通常の方では端にだけ設置されていたのが中央部分にも線径2.0のが設置されるようになりました。一番負担がかかりやすい腰の部分を支えてくれるため、これで寝た際にかかる体圧分散性のバランスが向上しています。

それ以外は通常と同じでサイズと幅、厚さも変わりませんが価格はシングルで約6万8千と値上がりしました。

サータペディック74プレミアムBOXトップ

こちらは記念製品ではなく単に島忠との共同制作で作られたマットレスです。使われているコイルの種類と配列の形はアニバーサリーと同じでエアレットも付いて通気性を向上させています。違う部分としてはこちらはジャンプキルトが使われていて、このキルティングがされることで体圧分散性が通常のキルトよりも向上しているのです。

提供されているサイズと幅は同じですが詰め物も増えているため厚さか26cmと厚くなっています。価格もシングルで約8万とアニバーサリーシリーズよりも高めの設定です。

サータペディックメモリーノーマルP

ジェルメモリーフォームというのが使われている島忠とサータの共同制作マットレスです。ジェルメモリーフォームは名の通りにジェルのようなもので低反発ではありますが多孔性であるため通気性が高くなっています。それだけでなく冷たい感触もして寝た人間の温度調節をしてくれるため最適な温度で寝ることができるようになるのです。

低反発ではありますが体圧分散性も高く寝る人間の体に応じたサポートも問題なくしてくれます。使われているポケットコイルも並行配列で中央部分を補強した配列になっているためコイルでも負担の大きい腰の部分のサポートをしてくれるのです。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅98 約9万8千円
・セミダブル 幅120 約11万3千円
・ダブル 幅140 約12万8千円
・クイーン 幅150 約14万3千円

長さは195で厚さは25cmです。ジェルメモリーフォームが使われていることもあってシングルでも10万近いという高額なマットレスになっています。

サータペディックメモリーノーマルN

基本的はノーマルPと同じですがこちらはコイルスプリングの配列が交互配列になっているマットレスです。交互配列になっていることでノーマルPよりも硬めの寝心地になっています。サイズは幅から厚さ、価格共々ノーマルPの方と変わりませんが価格はシングルで約10万8千とこちらの方が高いです

サータポスチャーメモリーGTF高触感

メモリーが付いているようにこちらもジェルメモリーフォームが使われるマットレスです。ノーマルと違うところとして高触感という名の通りに高触感ウレタンが使われている部分で弾力性を持たせながら柔らかい寝心地にしています。コイルはロータイプのポケットコイルが使われているのです。

サイズは他のノーマルのメモリーと変わりませんが厚さは27cmと厚くなっています。価格も高くなっていてシングルで約14万5千と一般の方には厳しい価格設定です。

サータポスチャーメモリースフレ

ジェルメモリーフォームだけでなくスフレというフォームも利用されたマットレスです。スフレは低反発の体圧分散性と高反発の支える力を合わせ持った素材でジェルメモリーフォームに加えて更に体圧分散性とサポート力を強化しています。スフレフォームが使われている以外はメモリーGTFの方と変わりませんが高触感ウレタンではなくなったので寝心地はかなり変わっているのです。

サイズ、厚さ共々メモリーGTFの方と変わりませんが価格は更に高くなっていてシングルで約16万5千になっています。

その他のマットレス

当然のことながら有名なメーカー以外のマットレスも数としては少ないですが取り扱われています。

キルト23

コンフォートスリープと呼ばれるブランドのマットレスでコイルスプリングが入っていないノンコイルマットレスです。詰め物としてはウレタンフォームだけでなくメモリーフォームという低反発素材も利用されていてそれによって2つの異なる柔らかい感触を味わうことができます。それだけでなく体もしっかりと支えてくれるのです。

生地には様々な効能を持つ竹繊維を含んだジャガード生地が利用されています。竹繊維は柔らかさを持たせるだけでなく吸水性と放湿性に優れているため湿気を溜めることなく外部に出す働きをしてくれるのです。湿気の問題だけでなく抗菌性と防臭性もあるため衛生面にも安心であり、これによって湿気対策しながら清潔にマットレスが使えるようになっています。

しかし竹繊維による湿気の対策はされていても通気性に関してはウレタンフォームが使われている関係で問題があるのです。サイズは以下のようになっています。

・シングル 幅97 約4万
・セミダブル 幅120 約5万
・ダブル 幅140 約6万

長さは195、厚さは23cmです。価格は一般のと同じ程度ですが通気性がないという点が選ぶ上では問題となるでしょう。

エアー28

名から分かるようにこちらもコンフォートスリープと呼ばれるブランドのノンコイルマットレスです。キルト23と同じようにウレタンとメモリーのフォームが詰められていますが、これには新しくエアーメモリーフォームというものが使われています。これによってキルト23では欠点であった通気性を改善させているのです。

ジャガード生地で竹繊維が使われているのも同じであるため湿気と衛生面の対策は変わりません。エアーメモリーが使われていて寝心地は少し違いますがしっかり支えて柔らかな寝心地という点に関しては変わらないのです。サイズはキルト23と変わりませんが厚さは28cmと厚くなっていて、価格もシングルで約5万と値上がりしています。

シングルマットレスラムネ

名の通りにシングルしかサイズがなく硬さも普通という取り立てて特徴がない普通のボンネルコイルマットレスです。サイズは幅97、長さ195、厚さ17cmでカラーがストロベリー、マリンブルー、スノーから選ぶことができます。価格は約1万とかなり安いですが、特徴のないマットレスということでその性能に関しては期待しない方がいいでしょう。

コイズミカラーマットレス

名の通りに複数のカラーがあるマットレスでキルティングもカラーによってハートとスクエアタイプに分かれています。幅97、長さ195のシングルサイズしかなく厚さも10cmと薄いため子供向けに提供されているポケットコイルのマットレスです。ポケットコイル自体は普通ながらも抗菌防臭防ダニ加工と衛生面の対策がされています。

ポケットコイルと衛生面の対応がされているためか価格は先のシングルマットレスに比べると約2万と高くなっていますが、これでも安価な方です。しかしこのマットレスは2つ折りタイプであり腰の部分に折り目が付いてしまうというのが大きな欠点となっています。

Air、エアー

エアーは東京西川のマットレスブランドであり、デコボコした表面が特徴のマットレスです。デコボコによって体圧分散性を発揮し、寝姿勢を自然な物にして通気性を高めて寝やすい環境を作り出します。島忠との共同開発はしておらず珍しくここは普通に他でも提供されているエアーが販売されているのです。

まとめ

見れば分かるように共同制作がされて島忠でしか販売されていないマットレスも意外と多く存在します。性能に関してはここが優っているというわけではありませんが劣っているものでもありません。実際にどのマットレスが合っているかは寝る人間によっても違うため、そこは自分なりに性能と内容を比較して判断していくようにしましょう。