東京ベッドはその名が示すように東京都で展開している寝具のメーカーであり、ベッドフレームはもちろんのことマットレスも幾つか取り扱っています。ではその東京ベッドが取り扱っているマットレスにはどのようなものがあるでしょうか。

Rev.7ブルーラベル

Rev.7は東京ベッドのマットレスシリーズの一種であり、その最もスタンダードとされるマットレスがこのブルーラベルとなっています。

レヴ7ポケットスプリング

東京ベッドのマットレスはポケットスプリングで構成されているものがほとんどであり、レヴ7は7という数値の通りに7インチのコイルが使われています。7インチのを利用することで反発力が強く、寝返りの負担を最小限に抑えられるようになっているのです。

コイル数による支え

スプリング数はサイズによって変わりますがシングルでも648個も誇っており、並行配列にすることでコイルの摩擦を防いで耐久性を向上させています。単に耐久性だけでなく寝心地にも影響があり、寝姿勢に対応して反応しその寝心地をサポートしてくれるのです。コイル数もそうですがコイル自体の胴径も55にすることで線密さを向上させています。

通気性の高い生地

生地にはメッシュが使われており、加工をして通気性の高い構成がされていて更に布には不織布の抗菌防臭加工がされたものが利用されて通気性だけでなく衛生面にも配慮した素材が使われています。

高耐久の加工

スプリングコイルにはダブルテンパー加工という熱処理を2回施す処理がされているため耐久性が向上しており、これ自体は従来の加工と変わっていません。

サイズと種類

サイズはシングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルと珍しくワイドダブルが存在しており、幅はそれぞれ97、120、140、154となっておりコイル数は648、828、936、1044とワイドダブルで千を超える数となって長さは195で厚さは27cmとマットレスとしては厚い部類に入ります。

種類はPT7BH-GCのベーシック、PC7BHF-GCのハード、PT7BS-GCのソフトの3種類でコイルの線径がベーシックとハードだと1.9、ソフトだと1.7となっており名の通りにハードは硬め、ソフトは柔らかめでベーシックは中間です。

Rev.7ブルーラベルのメリット

硬さを選べる

ベーシック、ハード、ソフトと3種類の硬さが揃っていることにより選ぶ側は自分に合った硬さのブルーラベルを選ぶことができるようになっています。これによって「硬いのは駄目」「柔らかいのは駄目」という意見があっても臨機応変に選ぶことができるのです。

安心の日本製

東京ベッドという名の通りに作られているのは国内であり、更に全日本ベッド工業会というところ認定を受けているため環境にも優しい配慮がされていると安心面だけでなく衛生面にも優しいマットレスとなっています。

Rev.7ブルーラベルのデメリット

高い

どこで購入するかによっても変わりますが、それでもシングルで7万近くはかかる価格となっており、更にこれでも東京ベッドのマットレスの中では安価なレベルとなっています。硬さによって価格が変わることはありませんが見方を変えると安くならないということにもなるため予算が取れない場合には厳しい問題となります。

ウレタンのマットレス

素材としてウレタンが使われており、このウレタン自体は特別な加工がしていないためウレタンのデメリットがそのままこのマットレスに繋がってきます。生地で通気性の高い加工はしているのですが、暑い時期になるとウレタンが蒸れてそれで寝心地に影響が出る可能性は十分にあるのです。

どんな人が使うか

ポケットコイルのマットレスながら自分でどの程度の硬さかを選ぶことができるため、価格は張りますがそれも許容できて安全な国産で長くポケットコイルで自分の好みの硬さで寝ていきたいと考えている人に向いています。しかし問題として良質なポケットコイルマットレスは他にもライバルが多く存在するため、それらとも比較して良いかどうかを判断しましょう。

Rev.7のマットレス

ブルーラベル以外にもRev.7シリーズは存在します。

Rev.7シルバーラベル

ブルーラベルよりもワンランクアップしたマットレスであり、ソフトウレタンと不織布だけでなく羊毛入りの抗菌防臭加工している綿が加えられているためより衛生面に配慮した形となっています。サイズと種類もブルーラベルと同じくPC7BHF-JCSのハード、PT7BH-JCSのベーシック、PT7BS-JCSのソフトが存在し、自分の好みの硬さを選ぶことが可能です。

しかしその分価格は上がっているためブルーラベルよりも敷居は高くなっています。

Rev.7プレミアムソフト PT7BSrr-JCSP

プレミアムという名の通りにRev7シリーズでは最も価値の高いマットレスとして存在しており、高弾性ウレタンラテラプラスが素材として新たに加わり、表面には肌触りの良い寝心地を提供するピロートップが施されています。しかし他と違い硬さにはソフトしか種類がなく、プレミアムであるため価格も張るため限定されてしまっているという点では他のラベルに劣ります。

Rev.7ファイテンX30

ファイテンは東京ベッドのマットレスシリーズの1つでそれをRev7の製法を加えて製作したマットレスとなります。ファイテンにはアクアチタンと呼ばれる素材が使われており、表生地に含浸させたものを利用して睡眠だけでなく健康やリラックスといった心身共に癒す効果が期待できます。

このRev7はバージョンはそのアクアチタンが通常の30倍の濃度を含浸させたマットレスであり、通常のものよりも大きな効果が期待できるということです。サイズは他と通常のと変わらず種類はPT7BH-KHSのベーシック、PT7BS-KHSのソフトがあります。

TOKIOシリーズのマットレス

東京ベッドの人気シリーズでありRev7とは違ってランバー&エッジサポートというポケットスプリングが使われており、それによって体圧分散と耐久性をより向上させたマットレスとなっています。

TOKIOレギュラー  P6EL-KE

スタンダードなTOKIOシリーズのマットレスであり、これで寝ればランバー&エッジサポートによるマットレスの性能を実感することが可能です。シルバーラベルと同じく羊毛入りの抗菌防臭加工がされているため衛生面にも配慮がされています。サイズはRev7と同じですがコイルの数に違いがありシングルが588、セミダブルが728、ダブルが840、ワイドダブルが924とRev7よりは減っています。

TOKIOスペシャル P6EL-JCS

スペシャルという名の通りにレギュラーのランクアップ版でソフトウレタンが使用されており、表布地もポリエステル100%のソフトニック布地が使われるようになりました。表面のジャンプキルト加工というものをすることで布地に余計な支障を与えず中の素材に与える負担も抑える構成となっています。

TOKIOスイート P6ELthr-JHSP

ピロートップの仕様を施し、素材にラバータッチフォームと低反発フォーム、ネットと裏布地を中の素材として利用して構成しているマットレスです。低反発フォームという素材から想像できるようにソフト寄りの寝心地を追及したマットレスに仕上がっています。

TOKIOプロフェッショナル P6EL3D-JHSP

ファイテンのTOKIO版であり、Rev7の方は30倍でしたがこちらは50倍ものアクアチタンが採用されているマットレスとなっています。メッシュ生地はもちろんのこと、素材にも高通気3Dシートを利用することで弾力性がありながら高い通気性を持つマットレスに仕上がっており、快適な寝心地と共にアクアチタンによる健康効果も期待できます。

TOKIOリミテッド PC7BEL-JCS

通常のTOKIOはコイルの数がRev7より少なかったですが、こちらはシングルの時点で081個と千を超える数で構成されており、ワイドダブルとなると1786個ものコイル数となります。多いコイル数を持つことだけでなくコイル自体も通常の6.5から7インチのを利用しており、マットレス自体の耐久性と体圧分散の性能を向上させているのです。

TOKIOワンダーサポート PC7BELdu-JCS

リミテッドよりも更にコイル数を多くしたマットレスでシングルでも総数で2005と千とごろか二千も超えているマットレスとなっていて、これがワイドダブルだと3370個と三千を超えるポケットコイルマットレスの中でも特にコイル数が多いマットレスに入ります。

構成自体はランバー&エッジサポートだけでなく約3cmの薄型スプリングも導入しており、スプリングを重ねることでウレタンにはない弾力性、反発力を実現させてコイルスプリングによる寝心地を期待することができるのです。

トキオファイテンX30 P6EL-KHS

ファイテンの名の通りにこちらもTOKIOシリーズ版のファイテンマットレスであり、プロフェッショナルの方に比べるとこちらはアクアチタン30倍となっています。腰部を補強しているタイプで硬い寝心地になっているためそのような寝心地を好む人に向いているマットレスです。

それ以外のマットレス

4インチポケットマットレス PC4BH-GC

4インチのコイルが使われたマットレスであり、サイズとスプリング数はRec7と同じであり厚さが19cmとなっています。しかし他の特徴あるのに比べるとあまり特徴がない普通のマットレスです。

4インチポケットマットレス ファイテンX1 PC4BH-GC

4インチポケットスプリングマットレス版のファイテンマットレスであり、アクアチタンを含浸させた基本的なファイテンですがここまでに紹介したものに比べると濃度の意味で多少物足りなく感じるかもしれません。

クリアアンサー PT7BH-GC

シングルサイズの2つのマットレスがセットになった商品であり、1枚のキングサイズもありますが折り曲げられる形状になっていて「大きなマットレスを部屋に運ぶことができない」という人向けのマットレスとなっています。

まとめ

正直東京ベッドのマットレスは高価な方であるため一般の方には縁のないというケースも多いでしょう。しかし硬さが自分で選べたり、アクアチタンという素材で健康等の効果に期待が出来るマットレスも存在するため、候補としては考えておいてもいいのではないでしょうか。