もともと海外で評価されてきた高反発マットレスですが、日本国内でも腰痛対策としての評価が高まり、海外メーカーに限らず国内メーカーでも高反発マットレスを取り扱うところが増えてきました。

現在ではその種類の多さからどれを選ぶのが良いのか迷ってしまいますよね。ここでは、代表的な高反発マットレスの種類を挙げますが、まとめに個人的におすすめの商品を1つに絞って紹介しています

高反発マットレスを選ぶ参考になりましたら幸いです。

腰痛対策に最適な高反発マットレス「モットン」

高反発のマットレスで探すと必ずといっていい程その名を見る腰痛対策のマットレスです。

使われている素材は高反発ウレタンですが、モットンは単なるウレタンではなく様々な工夫を凝らしたものになっています。また、耐久性も高く、通気性も加工によって高くしているため暑い時期でも快適に寝ることができます。

体圧分散性

優れた体圧分散性で体を均等に持ち上げて寝姿勢を整えて、その上で負担がかかりやすい腰などの負担を軽減させてくれる作りとなっています。

寝返りがしやすい

寝返りを打ちやすいように調整もされていて一般の高反発マットレスより少ないエネルギーでできるようになっています。

これによって寝返りに余計なエネルギーが要らずに力が衰えている方でも寝返りがしやすくなっているのです。

硬さが選べる

このモットンは硬さを3種類の中から選ぶことが可能です。そのため自分の体重に応じて適切な硬さを選んで寝ることができるようになっています。

硬さが合わなくても交換をすることは可能ですが、配送手数料がかかる点には気をつけなければいけません。

お試し期間がある

何より大きなメリットは90日間をお試し期間として利用することが可能で、その後14日間は返品をすることができるのです。

そのため、90日間という長期間試して自分に合うかどうかを判断することができます。価格はシングルで約4万円と一般のマットレスと同じ程度であり返品のことを考えれば手頃な価格設定といえるでしょう。

慢性的な腰痛持ちがモットンを使ってみた感想・レビュー

13層やすらぎマットレス

13層やすらぎマットレスも腰痛対策に適しているため、モットンと比較される高反発マットレスです。27cmという非常に厚いマットレスで素材によって13層に分かれています。

それぞれの素材の役割

中央にはプレミアム高反発コイルがあり、体をしっかり持ち上げる役割をしています。

その上下には通常のウレタンと特殊構造のウレタンが入っています。それらが体圧をしっかり吸収し、その圧をチップウレタンが横へと逃がしてくれるという体圧分散性を発揮しています。

通気性だけじゃない!衛生的で寝心地を考えたつくり

マットレスの表面はハイグレードニットとマイティトップⅡで構成されています。

基本的に高反発マットレスは通気性に優れていますが、マイティトップⅡを利用することで防菌防臭防ダニ加工もされているのです。

さらに熱をこもらせない性質をもっているマイティトップⅡなので、暑い時期でも快適に寝ることができます

13層やすらぎマットレスのメリット・デメリットまとめ

マニフレックス

モデル246

イタリア発のマットレスメーカーマニフレックスが提供しているスタンダードタイプのマットレスです。

マニフレックスはエリオセルという高反発のポリウレタンフォームを使っているのが特徴です。エリオセルによって適度な弾力性と復元性を持ちそれが体を適度に支えて寝姿勢を保ち、体圧分散性を発揮してくれるのです。

高い通気性と保温性・放湿性

ポリウレタンではありますが、オープンセル構造で空気を通しやすく通気性も高くなっています。

保温性と放湿性にも優れているため、ウレタンの性質である温度による硬さの変化がほとんどなく、一定の硬さで高反発の寝心地を維持することができるのも特徴です。気温による寝心地の変化に振り回されることがないのは大きな魅力です。

ソフト感のある寝心地

高反発ではありますが硬いような寝心地ではなくジャガードキルトが使われていることでソフト感も持っています。

さらにこのジャガードは弾力とクッション性があるため、エリオセルと合わせて高反発マットレスとして体を支えてくれるようになっています。

価格と保証

保証も12年間と長期的になっていてその分耐久性も高く長く使うことができるのです。

価格もシングルで約4万と特別高いわけではなくコスパとしてはかなりいいマットレスとなっています。

マニ・スポーツ

こちらもマニフレックスのマットレスでモデル246がスタンダードであれば、こちらはハードタイプ、つまり硬めに仕上げられているマットレスといえます。

硬さの中に感じる弾力性

硬いとはいえ一般のマットレスにある単なる硬いだけでなく、エリオセルによる弾力性も感じることができます

モデル246よりも柔らかさは減っていますが、弾力性と復元性は変わっていないため、寝姿勢を維持して体圧分散性を発揮してくれます。

モデル246よりもマニ・スポーツがおすすめな方

モデル246では沈んでしまう可能性があったり硬い寝心地がいいという方にはこちらの方が向いているといえます。

しかし価格はシングルで約4万7千とモデル246より高くなっているため予算のことも考えて判断しましょう。

メッシュ・ウィング

マニフレックスのマットレスで三つ折りにたためるマットレスです。三つ折りといえどエリオセルが使われているのは変わらないため弾力性と復元性、体圧分散性による性能の良い寝心地は変わっていません。

メッシュ・ウィングの特徴

三つ折りして設置することができるため、ベッドフレームだけでなく床やフローリングに置いて利用することも可能です。

エリオセル自体の通気性はもちろんですがメッシュ素材が使われているためさらに通気性は向上しています

メッシュ・ウィングがおすすめな方

エリオセルの高反発マットレスを床に敷いたり、持ち運んで利用したいと考える方に向いているマットレスです。

価格もシングルで約3万3千とモデル246より安価なので、より安価なのを購入したいと考える人にも向いています。

一方で、三つ折りになっているため通常のマットレスに比べると耐久性には不安が生じます。保証は10年と長期的ではありますが、持ち運ぶという関係で他よりも外部からの衝撃等を受ける可能性があるため、確かに安価ではありますがそこのところも考えてモデル246とどちらがいいか考えましょう。

全種類を網羅!おすすめのマニフレックスマットレスと選び方

ドルミールプレミアムウィング

ドルミールとはイタリア語で眠りを意味する単語であり、マットレスのブランドの1つです。

実はマニフレックスの姉妹ブランドなので、使われている素材はエリオセルでマニフレックスと同じものになっています。

ドルミールプレミアムウィング

基本はマニフレックスのメッシュ・ウィングと同じ

エリオセルが使われているため、高反発マットレスとしての性能はマニフレックスと大きな違いはありません

ウィングという名から分かるようにマニフレックスのメッシュ・ウィングと同じく三つ折りにすることができるタイプです。

メッシュ・ウィングとの違い

メッシュ・ウィングと違うのは価格と保証期間です。こちらはシングルで役3万と多少安価になっていますが、その代わりに保証は6年とこちらの方が短くなっています。

厚さも9cmとメッシュの11cmに比べると薄くなっていて柔らかいので体重がある人には向いていません。

より安価にエリオセルのマットレスを使いたい人、保証よりもコストのことを考えて選ぶ人に向いているマットレスです。

ドルミールプレミアムフトン

フトンという名の通りに正確にはマットレスではなく、床や畳に敷くタイプの敷布団となります。

ドルミールという名の通りにエリオセルが使われていることは変わらないため、床や畳に敷いて使える高反発のマットレスという感じに利用することができます。厚さが7cmと薄い方であるため、他のマットレスの上に載せて利用することもできます

布団ということもあり価格はシングルで約2万程度とエリオセルが使われているマットレスと考えるとかなり安価な設定です。

そのため予算のことを考えて安価であればマットレスではなく敷布団タイプでもいいという方に向いているといえます。しかし保証は3年とプレミアムウィングより短くなっている点には気をつける必要があるでしょう。

エアウィーヴ

airfiberという素材を利用したのが特徴のマットレスで、多くのアスリートが使っていることでも有名なマットレスです。

体重に合わせた反発力で寝返りをアシスト

素材として使われているairfiberは復元性が高く、体重によって反発力が大きくなります。そのため、体重が重い人でもその重い人にあった高い反発力が働き、適切な寝姿勢にして寝返りを打ちやすい体勢にしてくれるのです。

さらに、エアウィーヴ自体は頭の方は下の方よりも柔らかい作りとなっているため、これによってさらに寝返りが打ちやすい構成になっています。

季節に関わらず快適

airfiberは通気性が高いだけでなく、保温性もあるため暑い時期だけでなく寒い時期も快適です。

また、エアウィーヴはカバーの裏表の特徴が異なるので時期による使い分けができます。

価格が高いのが難点

欠点としては価格です。シングルでも約7万5千円と高めの設定になっています。

そのため、多少高くても性能がよく1年中に綺麗に使うことができるマットレスが欲しいと考える人向けのマットレスといえるでしょう。

※ちなみにエアウィーヴにはライトバージョンがあるのですがこちらは3cmとかなり薄いため、高反発として考えると大きな期待はできません。

エアウィーヴの特徴と種類は?おすすめのマットレスはコレだ!

トゥルースリーパーセロ

トゥルースリーパーシリーズのマットレスで低反発のプレミアムが有名ではありますが、こちらは高反発タイプのマットレスとなっています。

プレミアムの方とは違いナノブリッドRとファイバークッションという素材が使われていて、どちらも程好い硬さと反発力のある高反発な素材となっています。

夏は涼しいナノブリッドR、冬は暖かいファイバークッションと使い分けて1年中使うことも可能です。どちらの素材も共通して水洗いをすることができるため、汚れを洗い落として清潔に使うことができます

シングルで約2万5千と安価であり、60日間返金保証があるため実際に試して自分に合うかどうか確認することができるのも大きなメリットとなります。

注意しなければならなのが、安価なぶん耐久性に不安がある部分です。また厚さが5cmと薄い方であるため、体重がある人が寝て反発力が通常通りに発揮するかどうかというのも問題として考えられます。

やはり、トゥルースリーパーは低反発でこそなのでしょう。

トゥルースリーパーのメリット・デメリットとおすすめの種類

ブレスエアーエクストラ

フランスベッドが提供しているマットレスブランドの1つ「リハテック」のマットレスです。

フランスベッドのマットレスではありますが、コイルスプリングが使われていない種類で名の通りにブレスエアーエクストラという素材を利用したマットレスになっています。エクストラという名の通りに従来のブレスエアーのバージョンアップ版です。

エクストラになったことで耐久力が上がり、高密度になってより弾力性がパワーアップしました。単に弾力性があるだけでなく、寝姿勢を調整してくれる程度の弾力性になっているため、寝返りもしやすいものになっています。

通気性も良く、抗菌防臭加工もしているため快適に寝ることができます。

通気性が高いお陰で寒い時期はそのまま使うと寒いですが、熱に強いため電気毛布を利用する等して対策を取ることができます

シングルで約5万3千円と多少高めではありますが、その分の性能はある高反発のマットレスです。

ドルメオ

コンフォートウェーブ

マニフレックスと同じイタリア発のブランド「ドルメオ」のスタンダードタイプのマットレスです。ドルメオはエコセルと呼ばれる高反発ウレタンフォームを利用しているのが特徴で、それによって高い反発力を持たせています。

また、使われているウレタンにもスリットや隙間の加工をしていて、それで通気性を高くしつつ片面は柔らかな肌触り、もう片面は平面にして硬めにしています。これによって表と裏で寝心地を使い分けることができるようになっています。

へたりのみではありますが保証も12年とマニフレックスと同じくらい長期的であり、これによって長く使うことが可能です。

価格もシングルで約4万3千円程度と表と裏で使い分けることができることを考えるとコスパとしてはかなりいいマットレスとなっています。

しかしエコセル自体は完全に気温の変化に弱いわけではないので、気温によって硬さが変わる可能性があるのが欠点です。

デュオフィール

こちらもドルメオでコンフォートウェーブが一層であれば、このデュオフィールは二層構造のマットレスとなっています。

エコセルが使われているためそれによる寝心地は変わりませんが、こちらは明確に片面で柔らかい、片面は硬くと分けられています。そのため、コンフォートウェーブより明確に柔らかい、硬いの使い分けをすることができます。

価格はシングルで約6万3千円と多少高めで、価格と性能だけで考えればコンフォートウェーブで足りますがより明確に柔らかい、硬いの使い分けをしたい人はこちらを選ぶといいでしょう

エアリーマットレス

アイリスオーヤマで販売されているエアロキューブという素材を利用したマットレスです。

エアロキューブは3次元スプリング構造になっている素材でこれによって高反発らしい適度な反発力を持たせています。腰へ集中する負担を分散させているのも他の高反発マットレスと同じです。

エアロという名の通りに通気性が高いのはもちろんのこと、素材自体を水洗いして汚れを落とすこともできます

三つ折りになっているため、持ち運ぶ以外にも立てかけて乾燥させて手入れをすることもできるのです。

抗菌防臭加工と制菌加工の基準にも合格しているため、衛生面で問題なく利用することができます。

価格はシングルで2万も届かないというかなり安価であり、その安価さ故の欠点はありますが、価格と比較すると十分な性能であるため予算を抑えたい方に向いています。

エアリーマットレス(アイリスオーヤマ)のメリットとデメリット

エアー01【Air】

Air(エアー)は東京西川が提供するマットレスブランドで、そのマットレスの構造が特徴でありエアー01は特殊立体波形デコボコ構造というものになっています。

デコボコ構造にすることで体圧分散と体を支える部分の役割ができていて、それによって寝姿勢を維持しつつ全体の体圧を分散するのです。ウレタンであっても通気孔を作ることで通気性を向上させています。

体をソフトに受け止めるベーシックと点での支えが強くなっているハードの2タイプが存在していて、自分の状態からどちらの寝心地がいいかを選ぶことができるのです。

価格としてもシングルで約4万とそれ程高くなく、他のエアーシリーズに比べると安価といえます。

エアー(東京西川)のメリット・デメリット

グランツ

InFormエクセレント

グランツの提供しているマットレスで片面は高反発ですが、もう片面は低反発という両方の反発力での寝心地を楽しむことができるマットレスとなっています。

特殊なコイルウレタンが使われていて、それによってスプリング感を持たせて体が沈み込むのを防いで、しっかり受け止めてくれます。

部位によって硬さを変えていて、高反発でも低反発でも中央の腰の部分は硬く作られています。両脇には硬めのウレタンが使われていてそれで両脇のへたりを防止しています。

価格はシングルで約6万4千円と高めではありますが、高反発て低反発を使い分けることができると考えると価格としてはそこまで高いものではありません。

アクアエアーサリーレ

こちらもグランツのマットレスでE-COREという素材が使われているのが特徴です。この素材によって高い反発力を誇り、寝姿勢に応じてその体を押し返す力を発揮するようになっています。

また、プロファイル加工によって通気を促す構造になっている関係で、気温による硬さの変化はほとんどなく、1年通して反発力が変わることがない高反発の寝心地を味わうことができます。

価格はシングルで約5万円程度と高めではありますが、熱にも強く耐久性もある素材を使っているとなるとコスパとしては悪いマットレスではありません

フォーチュナプロ

ドイツのマットレスメーカーであるディアモナが提供する高反発のコンフォートフォームという素材を利用したマットレスです。

コンフォートフォームはドイツで使われているマットレスの素材で通常のウレタンとは違う吸湿発散性、耐久性に優れています

また、その素材にカッティングで7ゾーンに分けて支える強さを変えています。それによって負担の大きい腰はもちろんですが、細かく各々の部分に合った体圧分散性を持たせて最適な寝心地にしてくれます。

硬さのレベルを選ぶことができるため、自分の体重に応じた硬さのを選ぶことができます。

性能としては文句なしですが、欠点は価格です。シングルでも約8万円近くと高額なマットレスになっています。

価格が高くても体圧分散性が高く寝心地のいいマットレスを手に入れたいと考える予算に余裕がある方向けといえます。

ファインエアーTWIN

ファインエアーはオーシンというメーカーが提供しているマットレスブランドです。ファインエアーはエアーラッセルという素材が使われているのが特徴でそれによって高反発を実現しています。

このエアーラッセル自体が軽いこともあってマットレスの持ち運びが楽です。それでいて耐久性は高くなっていて、さらに難燃性の素材が材料に使われているため熱どころか火にも強いというマットレスになっています。

また、ファインエアーTWINは二層構造になっていて、ハードの30とソフトの22の2種類のエアーラッセルで構成されているため、硬い方と柔らかい方で寝心地が違い、使い分けることができるようになっています。

価格はシングルで約4万円とエアーラッセルの性能を考えるとコスパとしても良いマットレスです。

MORGEDAL【IKEA】

IKEAで販売されているマットレスでコンフォートが使われた物のとラテックスが使われた物の2種類が存在します。

どちらの種類でも高反発マットレスというのは変わりませんが、ラテックスの方がフィット感がありより柔らかな寝心地になっているのです。どちらもコンフォートが体の部位ごとに働いて体圧分散のサポートを発揮します。

ソフトな素材が使われているため反発力がありながら柔らかな寝心地になっているのも特徴です。

IKEAのマットレスということで25年というかなりの年数の保証が付いているのも利点といえるでしょう。それでいて価格もシングルで4万円届かないくらいですから保証期間を考えるとコストパフォーマンスが良い商品です。

まとめ

いかがでしたか?高反発マットレスは数が多く、ここで紹介したものもその一部に過ぎません。

体圧分散性がより発揮できるもの、耐久性に優れているもの、通気性に優れているもの、衛生的かどうかなど、どの高反発マットレスにも特徴があり、どれを買おうか悩んでしまいがちです。

当サイトの管理人はコストパフォーマンスに優れるモットンが気に入っていますが、体に合う合わないはあるので「おすすめされているから」という理由で選ばずに、しっかりと自分の判断で選ぶようにしてください。

ちなみにモットンであればお試し期間があるので、体に合うかどうか確かめることができるので、お試し期間を使うのは有効な手段です。