マットレスの中には高級なものも存在し、その中には一流のホテルで使われているものを商品化して販売されているものもあります。

こうした高級なマットレスはホテルで使われているだけあって寝心地が非常に良くなっていますが、その分製作に手間がかかるものであり、高額な値段になっているのは当然と言えます。

ここでは、そういった高級なマットレスの種類・メーカーを紹介します。

高級なマットレスを取り扱っているメーカー

基本的に値段は指定がない限りシングルのを掲載していて、価格は目安で必ずその金額とは限りません。

テンピュール

低反発マットレスを提供しているメーカーでお馴染みであり、テンピュール独自の素材が使われているのが特徴です。しかしそれ故にここのマットレスは一部ではなく全体的に高額な設定となっています。

主な高級マットレスを挙げるとなると

  • オリジナル19　15万
  • オリジナル25　21万
  • クラウド19　15万
  • クラウド25　21万
  • センセーション19　15万
  • センセーションデラックス27　24万

テンピュールのマットレスは10万から30万辺りの範囲で販売されています。

オリジナル19に関してはテンピュールマットレスのスタンダードなマットレスとなっているため、これだけでここのマットレスが高級品であることを判断することができます。最も高額なのはセンセーションデラックス27です。

テンピュールについてはこちら↓
テンピュールマットレスのメリット・デメリットとおすすめの種類

シモンズ

寝具メーカーにおいては有名なアメリカのメーカーであり、ポケットコイルマットレスを一番最初に導入したメーカーでもあるのです。そのため提供しているのはほとんどポケットコイルのマットレスとなっていて、10万超えが当たり前となるものがほんどんな高級ブランドとなっています。

主な高級マットレスを挙げるとなると

  • シモンズベッド　カスタムロイヤル　32万
  • シモンズベッドビューティレストスマートユーロトップ　31万
  • シモンズベッドビューティレストリュクスアルティメイトピロートップ　52万(セミダブル)

最高のアルティメイトピロートップが52万にもなるという程であり、これ以外にもビューティレストリュクスシリーズは高い値段設定となっています。このアルティメイトはともかく全体としては10万から30万の範囲となっていて安いものなると8、9万辺りでの提供もあるのです。

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シモンズマットレスのメリット・デメリットとおすすめの種類

日本ベッド

マットレスとしてはコイルと使っている数の違うシルキーとビーズの2種類だけを取り扱っているメーカーです。しかしそのどちらもマットレスとしては高額で特にシルキーの方が良質な分高額な値段設定となっています。

  • ビーズポケット　10万
  • シルキーポケット　16万
  • ピロートップシルキーポケット　24万

一番高いのがピロートップシルキーポケットであり、クイーンで30万行くマットレスとなっています。ビーズ、シルキーのポケット共に硬さを選ぶことができるのですが、どの硬さでも値段の設定は変わりません。

マニフレックス

エリオセルという素材を利用して高反発マットレスを提供しているイタリアのメーカーです。安価なタイプも売られているため一般の方も選ぶ際にお世話になりますが一方で「いいやつ」な高額のマットレスも提供していたりします。

ラグジュアリーシリーズと称されるのがそれであり幾つか挙げると

  • モデルローマ　14万
  • モデルディアマンテ　44万(セミダブル)

モデルディアマンテはマニフレックスにおいて最も高額な商品であり、エリオセルも通常以外のが贅沢に使われた一品です。この価格が目立ちますがそれ以外は高くてもシングルだとモデルローマぐらいが基本であるため、全体的には15万程度が範囲でそこまで高額にはなりません。

マニフレックスについてはこちら↓
全種類を網羅！おすすめのマニフレックスマットレスと選び方

フランスベッド

フランスと名が付いていますが国内のメーカーであり、安価なものもありますが自分のブランドを含めて様々なブランドで高級なマットレスの提供しています。

フランスベッドとしての高級マットレスは

  • DD-10　37万
  • TD-SLK　54万
  • TD-SLV　54万

これらは構成しているコイルはもちろん、素材も選出されたものを利用している正に高級なマットレスです。他にフランスベッドはライフトリートメントというブランドをメインとして扱っておりこちらも高いのが存在します。

  • LT-900NAS　15万
  • LT-910NAS　18万
  • LT-920AS　27万

先のフランスベッドに比べると10万から30万の範囲で収まっているのが多く安いのでも7万すると高額なブランドです。更に高級なマットレスとしてはこんにゃくマットレスというブランドが存在します。

  • PX-1000　25万
  • PX-2000　39万

このように通常のPX-1000ですらも20万は超える価格になっておりその分こんにゃくゲルによってもたらされる性能の凄さを示しているのです。

フランスベッドについてはこちら↓
フランスベッドのマットレス種類大全

スランバーランド

フランスベッドのブランドの1つになっているイギリスの寝具メーカーであり、銀糸入りの生地と特殊なコイル構造が特徴です。

  • SL-1000N　12万
  • SL-3000　20万
  • SL-4000　27万
  • エディンバラ　36万

SL-1000Nはスタンダードマットレスであり、この時点で10万超えている辺りが高級なブランドであることを伺わせます。こちらは安価なマットレスはないため一般の方には縁がないブランドになる可能性が高いです。

レガリア

アメリカのキングスダウンと日本のIDCが共同で製作したマットレスブランドであり、キングスダウンが関わっていることもあって全体的に高額なマットレスが揃っています。

  • インシグニア2　23万
  • グランデュールオプティマ　59万
  • レガリア　99万

この中でも一際目を引くのはブランド名と同じレガリアです。シングルの時点で100万近くの設定というとんでもない高級なマットレスとなっています。その下のグランデュールオプティマも59万とこれだけで高級なブランドと理解することができるでしょう。

シーリー

ニトリとも共同で開発しているためマットレスのメーカーとしては有名なアメリカのメーカーです。ニトリでは抑えていますがラインナップとしては高額なマットレスが揃っています。

  • プラドEPT　14万
  • ロンドⅢ　22万
  • ターコイズⅡ　28万

基本的に高額なのはターコイズⅡを始めとしたクラウンジュエルシリーズに集約されておりターコイズⅡ以外も20万近くなっています。クラウンジュエル以外でも10万から20万の範囲で設定されている商品ばかりです。

サータ

全米売上No1を実績とするアメリカのメーカーであり、どのマットレスも2つの線径が違うコイルが使われているのが特徴です。

コイル以外にも難燃素材や寝心地に関わる素材や生地を使っているため全体的に高級なマットレスとなっています。

  • サータiSeriesスリムスイート　14万(パーソナルシングル)
  • サータiSeries スイートピローソフト　21万(パーソナルシングル)
  • サータポスチャーパーフェクトスリーパー　17万(パーソナルシングル)
  • サータスーペリアデイ　28万(パーソナルシングル)
  • サータスーペリアデイプレミアム　34万(パーソナルシングル)

ここではシングルがパーソナルシングルに相応するものになっており、高い物は30万程度しますが大抵は10万から20万の範囲で設定されていることが多いです。どれもキングサイズがあることが多く、キングレベルになると更に高額な値段となります。

高級マットレスをできるだけ安く手に入れるには

人によっては高級なマットレスを予算を抑えて手に入れることができないかと考えている方もいるでしょう。

ですが、残念ながら高級なマットレスを予算を抑えて手に入れる方法はまず存在しません。こうした高額なマットレスは所謂「いい商品」であるため、提供しているメーカー側も簡単にプレゼントするわけには行かないのです。

メーカーによってはキャンペーンを始めとした何かしらのイベントで本来よりも安く手に入れることができるというチャンスが来ることもあります。しかしそのようなキャンペーンでも基が高額であるため割引されていたとしても一定の金額は求められることが多いのです。プレゼントで手に入れる方法もありますが、当然当選する保障はなく運が求められます。

高級「感」のあるマットレスを狙う

予算の関係で高級なマットレスを手に入れるのが厳しいのであれば、高級なマットレスを狙うのではなく高級「感」のあるマットレスを狙ってみるのがいいでしょう。

実際にマットレスを提供しているところによっては、価格を抑えて高級なマットレスで寝ているように高級感を出させているマットレスを提供していることがあります。

中には一般のマットレスと同じくらいの値段で販売されていることもあり、性能が劣ってしまう部分があってあくまで「見せかけている」部分はあります。それでも高級なマットレスで寝ている気分は味わえるため感じだけでも味わいたい方はこちらを探してみましょう。

まとめ

高級マットレスは一般の人が考える予算規模では真っ先に候補から外すことになるでしょう。しかしこうした高級マットレスは高額なだけに他では味わえない寝心地を感じることができるマットレスであり、将来的に狙うという選択は十分にあり得るのです。

最も基本的にマットレスを選ぶとなれば大抵の方が性能で選ぼうと考えるため、性能面で見れば10万超えないマットレスでも多くの良質な種類があります。マットレスの価格相場や予算のことも考えて性能面だけで考えるか少し贅沢することを考えるかを判断してみましょう。