■目次
マットレスを選ぶときにはマットレスの厚さも大事な基準の1つです。
高反発か低反発かどうかでマットレスを選ぶ方も多いと思いますが、例えば同じ高反発でも厚いか薄いかの違いがあり、その厚さの違いによって寝心地も変わってくるのです。
では厚いマットレスと薄いマットレス、それぞれどのような特徴があり、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
厚いマットレスの特徴
一言で厚いと称してもその厚さはマットレスの商品によって変わってきて30cmといったかなり分厚い種類もありますが、20cm程度が分厚いと称される世界であるため、厚いマットレスというのは10cmを超えるものと考えていいでしょう。
厚いマットレスを選ぶメリット
耐久性がある
厚いということは、その分外からの衝撃に耐えられる程の耐久性を持っているということです。厚いマットレスのメリットはその耐久性にあります。
弾力性が高い
押した時の弾力性も薄いマットレスに比べて強いです。その衝撃は体圧を分散してくれる力も現しており、体にかかる負担も和らげ安くなります。
高い位置で寝ることのメリット
厚ければ厚いほど寝る位置が床から離れます。自然と高い位置で寝ることになり、床から舞ってくる埃を吸いづらくなります。一定の厚さになると衛生的な問題がありますが、床に直接置いて寝ることも可能です。
厚いマットレスを選ぶデメリット
大きさゆえのデメリット
厚いということはそれだけサイズが大きくなります。運ぶのも大変ですし、大きければ大きいほど部屋を圧迫してしまいます。
それだけでなく、マットレスは定期的に洗う必要がありますが、大きいということはその分洗うのにも手間がかかるということです。
価格の問題
厚さによってマットレスに突き詰める素材の量が変わります。単純にその量が増えるのが厚いマットレスの特徴。
勿論他の要素はありますが、基本的には厚ければ厚い程価格が高くなることです。
薄いマットレスの特徴
どの程度を薄いと感じるかは人にもよりますが商品の中には2・3cmといったものも薄型の物も存在し、基本的には10cm以下となれば薄い方に入ると考えて良いでしょう。
薄いマットレスを選ぶメリット
小さいから実際に使うときに楽
薄いということはそれだけ小さくなり持ち運びが楽になります。
商品の種類にもよりますが、押入れ等の収納スペースに入れるのも簡単で、洗うのも薄いので厚いマットレスに比べると簡単です。
その他のメリット
薄いために必要以上に沈むこともなく、自分の体勢を保つことが可能です。
それ以外でも、別のマットレスや布団と併用して利用することも可能で、自分でベッドのカスタマイズをすることも可能です。
薄いマットレスを選ぶデメリット
耐久性が弱い
全ての薄型がそうではありませんが、薄いというとどうしても脆いイメージが出てしまうと思いますが実際その通りなことが多いです。
薄ければその分耐久性に不安があり、何かしら衝撃を与えるとそれだけで支障が出てしまう可能性も高いです。
体への負担
薄いということはその分マットレスに体が沈む厚さが少ないので、寝方によってはあっという間に床等のマットレス部分ではないところに体が付いてしまいます。
これでは体圧の分散ができなくなって、必要以上に体に負担がかかってしまいます。
汚れやカビに弱い
薄いマットレスはすぐに汚れが広まるので、厚いマットレスよりも高い頻度で洗う必要が出てきます。
また、利用する環境によってはカビを始めとした被害に遭いやすいという点もあります。
厚さでマットレスを選ぶ注意点
素材の変化によって変わる厚さ
どんなマットレスでも厚さの記載はありますが、使用している素材によっては環境の変化によって素材に変化が出て、それによる厚さの違いも出てくるため正式な厚さとは限らないのです。
そのため使用している素材も考慮して選んでいくようにしましょう。
使い方によって変わる選び方
床に直接置いてマットレスを使う場合は、薄型であると床に体がぶつかったり、汚れが広まるのが早くなってしまうため、厚いタイプのマットレスを利用した方が良いです。
ベッドに乗せる場合には、あまりにも厚いとその重さがベッドに負担を与えてしまうため、あまり厚過ぎるマットレスは避けた方が良いでしょう。
また、ベッドで使う場合にはベッドフレームに合った厚さのマットレスにしないとフレーム自体に必要以上の負担がかかってしまいます。そのため、ベッドフレームの性質も確認しておいた方がいいかもしれません。
まとめ
厚さでマットレスを選ぶ場合、利用状況、ベッドフレームの性質、マットレスの種類によっても変わってきますが、一番重要なのは自分が寝てみて問題がないかどうかです。
ただ数字で見るだけと寝る時に感じる厚さは意外な程違うことが多く、実際に寝て見なければその厚さが適切かどうか分からないところも多いからです。
寝るのを試すことができる環境であれば試していい厚さがどれくらいか確認してみるといいでしょう。