マットレスを使って寝る場合、マットレスだけで寝る方もいますが、ベッドフレームを用意してその上にマットレスを敷いて寝るのが一般的です。
マットレスに様々な種類があるように、マットレスを敷くベッドフレームにも様々な種類があります。寝る土台になるベッドフレームはマットレス以上に大きな違いがあると言えるかもしれません。
ですから、ベッドフレームも様々な情報から選ぶ必要がありますが、その一方でベッドフレームが決まった後は選んだベッドフレームに合うマットレスを選ばなくてはいけません。
ここでは、ベッドの種類によってどのようなマットレスを選ぶべきかを解説します。
パイプベッドに適したマットレス
パイプベットの特徴
パイプベッドは別名アイアンヘッドでその名の通りに鉄をはじめとした金属で構成されたベッドです。
手頃な価格で購入できるため、人によってはパイプベッドという認識をせずに利用している人もいるでしょう。
木製のベッドに比べると軽いこともあり、移動がしやすく、組み立ても簡単にすることができます。
しかし、手頃な価格ということはその分デメリットもあるということです。全てのパイプベッドがそうではありませんが、耐久性に不安がある商品が多く、一度に乗せる重さの限界も存在します。
パイプベッドに置くマットレスの選び方
上記の通り、パイプベッドには重いマットレスを乗せることは向いていません。
無理して利用すると、マットレスの重さが原因で劣化していき、最悪そのまま壊れてしまう可能性もあります。
そのため、パイプベッドで寝る場合には軽いマットレスを選ぶようにしましょう。
利用しているパイプベッドの重さがどれくらい耐えられるかも調べておいて、その範囲で収めることができるマットレスを選ぶようにもしましょう。
二段ベッドに適したマットレス
二段ベッドの特徴
二段ベッドはベッドを二つ乗せられるように組み立ててあるベッドです。
主に子供が数人いる時にベッドのスペースを確保しようとすることが多いため、子供が複数いる家庭はこのタイプを利用していることが多いでしょう。
他のベッドに比べると二段積み重ねることになるため、それだけに複雑な物となり、欠陥があると大きな事故に繋がるためより気をつけて使う必要があります。
二段ベッドに置くマットレスの選び方
二段ベッドは高さのスペースが思った以上にないので、厚めのマットレスは不向きということが分かります。
重さで陥没する危険も考えれば、マットレスを利用するのなら薄めのマットレスを選んだ方がいいのです。
それだけでなく、二段ベッドは意外と幅が小さいので、サイズもシングル辺りの小さめなマットレスを選んだ方がいいです。
ロフトベッドに適したマットレス
ロフトベッドの特徴
ロフトは屋根裏を指す言葉。その言葉を指すようにロフトベッドは高いところに設置するタイプのベッドとなっていて、別名システムベッドと呼ばれることもあります。
高いところに設置できるため、その分下の方にスペースが確保できます。種類によっては、机、本棚といった家具が収納できる物もあり、部屋のスペースを確保したいと考える方に向いているベッドです。
ロフトベッドに置くマットレスの選び方
ロフトベッドを使うと高いところで寝ることになるため、落下による危険性が付きまといます。厚いマットレスだとその分高さも上がって、さらに危険性が高まります。
それだけでなく、これまで挙げたマットレスと同様にロフトベッドもその性質上、重さの制限にそこまで余裕がありません。そのため、軽い薄いマットレスを選ばなければいけません。
また、ロフトベッドは高いところに設置することになりますが、高いところというのは熱が集まりやすい習性があり、寝苦しくなりやすいです。このことから、通気性が良いマットレスを選んだ方が良いと言えます。
まとめ
こうして見ていけば分かるように木製ではない特殊なベッドはその性質故か重さに弱いことが多く、厚く重いマットレスを利用することに適していません。
薄く軽いマットレスを選んでいくことが前提となるため、その条件から他の性能面を考えてマットレスを探していくようにするといいでしょう。
しかし、逆に言えば厚いマットレスで眠りたいと考えた場合には、これらのベッドで寝ることは諦めた方がいいという話になるため、マットレスを選ぶ際にはベッドフレーム自体を替えることも検討するといいかもしれません。
