高反発マットレスの人気商品エアウィーヴ。多くの有名なアスリートが利用したことで知名度が向上し、現在の人気マットレスの地位に至ります。
この記事では、エアウィーヴの特徴・種類についてまとめました。エアウィーヴを使うかどうかの参考にしてみてください。
エアウィーヴの特徴・メリット
airfiberという素材
エアウィーヴの最大の特徴であり、その性能を実現しているのがこのairfiberと呼ばれる素材です。
この素材はエアという言葉通りに90%が空気で構成されており、その空気で構成されているというのがエアウィーヴマットレスの様々な性質と特徴に繋がっているのです。
この素材は、95%が空気というエアリーマットレス(アイリスオーヤマ)の素材にも似ています。
airfiberの体圧分散
エアウィーヴは指で少し押して離すとすぐに元の形に戻るくらい、反発力と復元性が強くなっています。
この特徴は実際に寝た時に沈みにくく、体を抑えて体圧分散をしてくれます。
単にairfiber自体の性能だけでなく三次元状に絡み合わせて構成することでどの方向から体圧が来ても問題なく対応してそれが負担の軽減に繋がっているのです。
airfiberの通気性と保温性
90%が空気でできているということから分かるように、蒸れにくく、通気性が良いにも特徴です。
また、空気は断熱の性能も持っているため、外部からの冷気もシャットダウンしてくれます。そのため、暑い時期は高い通気性によって快適に過ごすことができ、寒い時期は断熱性によって冷気を抑えて暖かい中眠ることができるということになるのです。
丸ごと洗える素材
airfiberは大半が空気でできていますが、その一方で水を利用して作られている素材でもあります。
そのため、水に濡れても問題ありませんし、カバーも素材も丸ごと水洗いで洗濯をすることが可能なのです。水を利用して洗うことができるため、乾燥等では取れない汚れも洗って削ぎ落とすことができます。
季節問わずに使える
暑い時期は通気性で快適に、寒い時期は断熱性で暖かくして寝ることが可能です。
時期問わず1年中使うことが可能となっており、時期に応じて変える必要がなくなりこれ1つで済むようになります。
エアウィーヴマットレスの種類
おすすめ!エアウィーヴライト
代表的なエアウィーヴの前におすすめのタイプであるエアウィーヴライトを紹介します。
エアウィーヴライトは、ライトという名の通りに通常のエアウィーヴよりも軽く・薄くなったタイプです。ライト版ではありますがエアウィーヴ自体の性能は問題なく搭載されていますし、通常よりも安価です。
エアウィーヴの購入を検討する場合、このエアウィーヴライトとエアウィーヴを比較してみることをおすすめします。
薄くて収納が楽
エアウィーヴライトは厚さが3.5と薄く、素材がコイルではないため、簡単に折りたたむことができます。
必要のない時は収納することができます。薄いために狭い場所に収納することも可能です。(折り目が付いているタイプではありません)
また、軽いので持ち運びも容易です。カバーの裏面は耐久性が高くなっているので、引きずったりこすったりすることがあってもある程度は安心です。
サイズ展開
サイズはシングル、セミダブル、ダブルと基本的なものが揃っています。
幅はそれぞれ98cm、118cm、138cmで長さは195cmです。通常のタイプとは違ってクイーンとキングサイズを手に入れることはできません。
性能の割に安価な価格
エアウィーヴはマットレスとしての性能が高いのですが、その分価格も相応のものとなり、それが1つのデメリットです。
しかしこのライトタイプはスタンダードに比べると、シングルは4万円近く、ダブルで6万円近くと安いわけではありませんが、エアウィーヴの性能で寝ることができることを考えると手頃な価格になっています。
エアウィーヴライトのデメリット
非常に薄い
薄いことはメリットにもなる一方でデメリットも幾つか存在します。
設置する場所によっては、薄さのせいで頭や体がそのまま床の感触を拾ってしまい、それによって寝心地に影響が出る可能性があるのです。
また、薄いということはそれだけ耐久面にも不安があり、耐久性の高いカバー等で補強していますが、通常のに比べるとヘタるのが早くなると思っておいた方が良いでしょう。
反発力が足りなく感じる場合もある
薄いために通常のものよりクッション性が働かないので、人によっては、反発力が足りないと感じてしまう場合もあります。
実際に3.5cmはスペースを取るにはありがたいですが、マットレスとして寝る厚さとしては「薄すぎる」部類に入り、これで満足する方もいれば、人によっては足りないと思ってしまうのも無理はない話です。
断熱性はあるが…
エアウィーヴ全体の特徴として断熱性があるため寒い時期でも使えるというのがありますが、ライトの場合は薄さが原因で冷気のシャットダウンが不十分で、そのまま伝わってきてしまうということがあります。
そのためライトで寒い時期に寝る場合には、ある程度他の方法で寒さ対策が必要になってくるでしょう。
エアウィーヴ
代表的なエアウィーヴ。エアウィーヴのマットレスというと一般的にこれを指します。代表かつ通常だけあり、エアウィーヴの性能をそのまま発揮して味わうことができるマットレスです。
カバーについてですが、表はCool面、裏はWarm面にすることで季節で使い分けて利用することが可能です。
シングル、セミダブル、ダブルと基本的なサイズは揃っていて、幅は104cm、124cm、144cmで長さ196cmとなっています。厚さは6cmで他のメーカーのマットレスと比べると薄い方です。
基本的なサイズ以外にもオーダーをすることで、クイーンとキングサイズの注文をすることが可能です。ただし、シングルでも7万超える価格であるため、それよりも大きいサイズとなれば相応の費用がかかる覚悟はしましょう。
エアウィーヴベッドマットレススリムタイプ
エアウィーヴはその薄さからパッドとして提供されていますが、こちらは幅100、長さ195、厚さ10cmのベッドタイプとして提供されているエアウィーヴのマットレスです。
ベッドタイプという以外は通常のエアウィーヴと変わらないため、エアウィーヴの寝心地をベッドで体感したいという方に向いています。
※通常のタイプもベッドで使用できないわけではありません。
エアウィーヴDUALMODE
表は硬く、裏は柔らかく作られているエアウィーヴで、表と裏を使い分けることが、硬い・柔らかいの寝心地を自分で選ぶことができるという特徴があります。
冬向けのカバーも付いて寒い時期もエアウィーヴの性質と合わせて暖かく寝ることが可能です。
サイズ展開は通常のエアウィーヴと変わりませんが、長さ195cmで厚さが5.5cmと少し薄くなっていて、クイーンやキングサイズの注文をすることはできなくなっています。
エアウィーヴKIDS
その名から分かるように子供向けのエアウィーヴ。
対象は5歳から18歳の子供としていて、その体型に合わせた多少硬めの設計がされており、腰の部分を特に硬めにすることで寝姿勢を最適なものにしています。
サイズは子供向けだけあってシングルとセミダブルしかなく、幅もそれぞれ97、118で長さは195、厚さ3cmと子供に合わせた設定にされているのです。
エアウィーヴS-LINE
一枚の中で硬さが調整されているエアウィーヴで、KIDSの時と同じく腰の部分は硬くし、頭と足は柔らかめにすることで、S-LINEという名称通りにS字での寝姿勢をキープするようにしています。
カバーはキルト地の冬面とメッシュ地の夏面で構成されていて、季節通して使うことができます。
厚さは7cmと通常より少し厚くサイズはエアウィーヴDUALMODEと変わりませんが、価格はシングルでも10万越えと高価です。
エアウィーヴスマート
スマートという名から想像できるように厚さ4.5cmと通常よりも薄く、ライトよりも厚いという中間のエアウィーヴマットレスとなっています。
ライトより厚いですがマットレスとしては薄い方で、同じように折りたたんで収納することができる構造でスペースを取らずに利用することが可能です。
サイズ自体もエアウィーヴDUALMODEと変わりませんが、通常よりも安価に手に入れられる価格となっています。
エアウィーヴ四季布団
こちらはマットレスというより布団タイプのエアウィーヴであり、その通りにパッドではなく布団として利用するエアウィーヴとなっている商品です。
カバーがS-LINEと同じようにキルト地とメッシュ地で分けられているため、季節に応じて使い分けることが可能です。
サイズは通常3種の他に長さが210cmになったシングルロングが新たに加えられており、身長が高い人でも問題なく使うことができます。厚さは7cmとマットレスタイプと同じくらいの厚さを持っています。
キングはありませんがクイーンサイズの注文をすることもできます。
エアウィーヴ四季布団和匠
S-LINEと同じような厚さとカバーが使われた四季布団に更に腰は硬め、頭と足は柔らかめとS-LINEと同じ構造にした四季布団です。
厚さは8cmと通常よりも厚くなりましたが、三つ折りにすることが可能で取っ手も頭の部分に付いているため持ち運びがしやすくなっています。
サイズ自体は通常のと同じですが幅が広くなっておりシングルとロングは103、セミダブルは123、ダブルは143で長さもロングは213でそれ以外は198と通常のエアウィーヴより長く、通常と同じくクイーンサイズの注文もできます。
エアウィーヴ四季布団和匠・二重奏
洒落た名称のエアウィーヴですが、内容としては四季布団和匠にエアウィーヴDUALMODEの性能を加えたものです。季節だけでなく、日によって「硬い・柔らかい」の寝心地を変えることが可能です。
サイズ展開は和匠ではなく通常の四季布団と同じです。クイーンサイズの注文も可能となっています。
厚さは9cmとより厚くなっており、その分価格もシングルで20万超えという高価なものとなっています。
エアウィーヴの選び方
エアウィーヴライトであれば比較的安価でエアウィーヴのマットレスを手に入れることができます。
ですが、通常のエアウィーヴに比べると劣る部分があり、逆に通常のエアウィーヴは高反発マットレスとしては高い部類に入るというデメリットもあります。
自分の予算やどれくらいの厚さが良いかを考えて、ライトか通常、もしくは他のタイプを選ぶか判断していきましょう。