フランスベッドは寝具メーカーの中では最大手で、マットレスの購入を検討している方にとって有力な候補として挙げられることが多いブランドです。

ちなみに、ブランド名こそフランスと入っていますが、フランスのメーカーではありません。勘違いされやすいですが、正真正銘日本のメーカーです。

ではフランスベッドが提供しているマットレスについて、その特徴と種類を見ていきましょう。

フランスベッドの最大の特徴「高密度連続スプリング」とは

フランスベッドのマットレスの多くは独自の製造コイルである高密度連続スプリングが使われています。

高密度連続スプリングは連続という名の通りにコイルを一本の銅線を利用して編んでいます。全てを繋げているため、ボンネルコイルと同じように体を面でバランス良く受け止めるようになっています

また、コイルスプリングは中がコイルで紡がれているため、空気の通り道があり通気性が高いのが特徴ですが、高密度連続スプリングもポケットコイルのように布で覆っていないため通気性が高くなっています

フランスベッドマットレスの種類

フランスベッドのマットレスはフランスベッドの中でも各種ブランドがあり、沢山の種類があります。それぞれの特徴をまとめました。

フランスベッドの基本的なマットレス

フランスベッドのスタンダードなマットレスとしてライフトリートメントシリーズがあります。その中でも種類がいくつかあり、性能に合わせて価格が変わります。

LT-300N

ライフトリートメントシリーズの中では最もスタンダードな基本のマットレス

高密度連続スプリングが採用されているのは当然として、さらにソフト・ミディアム・ハードと自分の好みの硬さを選ぶことができます

硬さによって中の素材とスプリングの質が変わりますが、どれも抗菌防虫不織布が使われており、高密度連続スプリングの通気性の高さと共に衛生面の対策がされているのは変わりません。

生地にはジャガード織で両面にニット生地が使われていて、寝心地を良くしてくれます。ベンチレーターも付いているため素材だけでなくこちらの面でも通気性を向上させています。

サイズはセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル・クイーンで幅はシングル97、セミダブル122、ダブル140、ワイドダブル154、クイーン171cmとなっています。

セミシングルのみ硬さによって変わり、ハードは85cmでそれ以外は83cmとなっています。厚さは全てのサイズで25cmです。長さ205㎝のロングサイズも選ぶことができます。

価格は比較的高めになっていて、シングルの時点で7万円近くの設定で、クイーンになるとワイドダブルから価格が跳ね上がります。

LT-500N AS

LT-300Nと異なる点は、

  • 素材に湿気対策の羊毛
  • 生地に温度調節機能のナノテンプサーモ

が付いたニットを織り込んでいるという点です。

温度調節機能は片方にCOOL、片方にWARM面を搭載しています。COOLは温度が上がりにくく、WARMは温度を下がり難くしているため、暑い時期・寒い時期に応じて使い分けて季節通して使うことが可能となっています。

それ以外はLT-300Nとサイズ展開も変わらず、硬さもハード、ミディアム、ソフト選ぶことができます。厚さのみ27cmと少し厚くなっています。

価格も上がっていて、シングルの時点で10万円超えていると高価なマットレスになっています。

LT-700N AS

数値が大きくなっているように「LT-500N AS」をバージョンアップしたマットレスで、温度調節機能に加えてエッジサポートの仕様が追加されて落ち込みと型崩れを防ぎ、マットレスの耐久力を向上させて長く使えるようにしています。

さらに、支えが増えたことで寝心地も安定するようになり、全面安定して使えるようになるため他よりも幅が広く使えるようになっているのです。

他にはセミシングルのサイズがどの種類を選んでも幅85cmに固定となっており、それ以外はLT-500N ASと変わらずサイズからロング、厚さも全て同じで価格に関しては更に上がっておりシングルで12万円近くとなっています。

LT-900N AS

上記「LT-700N AS」ではエッジサポートが追加されていましたが、この900ではキルトがジャンプキルトの仕様になっていることで、フィット感が強くなった高級感のあるマットレスになっています。

LT-900N ASはミディアムが選べず、ソフトとハードの2種類となっていますが、それぞれに他のモデルにはない素材が使われています。

  • ハードで使われている素材:高密度ハードフォームという素材で、反発力があり寝返りをサポートしてくれます。
  • ソフトで使われている素材:高密度ラバータッチフォームという素材で、ラテックスフォームのような弾力と反発力があって寝返りをサポートしてくれます。

サイズはクイーンがなくなってしまったこと以外は幅・長さどちらも他のモデルと同じです。厚さは32cmとより厚くなっていますが、ロングサイズがなくなってしまったため長さは195cm固定となってしまいました。

LT-910NAS

LT-900N ASに特殊な触感の高触感ウレタンフォームという素材が追加されているマットレスです。硬さを選ぶことはできずソフトで固定になっていますが、ソフトに特化したマットレスと言って良いでしょう。

価格はさらに上がっており、シングルの時点で20万円弱の設定になっています。

LT-920NAS

現時点でライフトリートメントにおいて最も高価なマットレスです。

今までの性能にプラスして、ソロテックスと呼ばれる耐久性もあり柔らかい感触の高性能な合成繊維が利用されています。

さらに高密度プロファイルウレタンも使われて、910以上に柔らかめな感触での寝心地を追及しています。また、厚さ37cmと分厚い中に眠るマットレスへと仕上がっています。

サイズはセミシングルがなくなってしまいましたが、それ以外は幅と長さ共々同じであり、価格はシングルで27万円程度と他を追随しない高さになっており、簡単には手に入れにくいマットレスです。

フランスベッドの低反発マットレス

ライフトリートメントシリーズの中に低反発フォームを使用しているマットレスがあります。

LT-500TH AS

低反発バージョンの「LT-500N AS」です。温度調節機能が搭載されているのは同じですが、素材のウレタンが低反発ウレタンフォームに変わっていて、羊毛が入っていません。

低反発のウレタンが使われていますが、フランスベッドの低反発ウレタンは通気性を阻害するセル膜ができるのを防ぐという特殊な製法のウレタンのため、ウレタンでありながら通気性は向上しています。

サイズは同じですが、低反発となっているため硬さを選ぶことはできずセミシングルの幅は83で厚さは28cmとなっており、シングルの時点でも15万円近いと価格は通常のLT-500N ASから跳ね上がった設定になっています。

LT-700TH AS

「LT-700N AS」の低反発バージョン。つまり、エッジサポートが追加された「LT-500TH AS」という考え方で構いません。

エッジサポートが追加されたこと以外はサイズも含めて何も変わらず、価格が上がったことぐらいですが、エッジサポートで使える面積が増えたため、より低反発の柔らかな寝心地を楽しむことができるようなっています。

硬いスプリングのマットレス

MH-030・MH-031

高密度連続スプリングにマルチラスハードという硬いタイプのスプリングが使用されており、それにハードフォームも合わさって硬めの寝心地になっているマットレスです。

030と031の2種類がありますが、違いは使われている生地だけです。030の方は普通のニット生地ですが、031の方はニットのダブル構造・ダブルニット仕様になっていて、より強化された肌触りが特徴です。

サイズはシングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブルで両者による幅と長さ、厚さの違いはありません。幅はそれぞれ97、122、140、154cm、長さは195cmとなっています。

ロング版もあって、そちらは205cmで厚さは23cmです。シングルの時点でも4万円程度と一般のマットレスに比べると少し高めではありますが、フランスベッドのマットレスとしては比較的安い方になっています。

HR-001

MHと同じくマルチラスハードが使われていますが、何よりも生地にハート型のキルトが使われていることが特徴的なマットレスです。同時に金ラメも使われているため、可愛いらしいデザインと高級感も持たせています。

サイズはシングル、セミダブル、ダブルと基本3種が揃っており幅、長さ、厚さ共々同じマルチラスハードが使われているMHと変わりませんが、素材の関係で価格は多少高めです。

スタイルサポートハード

マルチラスハードが使われたフランスベッドマットレスの中では一番硬いマットレスです。

サポートの名の通りにエッジサポートの仕様が付けられているため、安定して寝ることができます。

サイズはシングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルで厚さは23cm。幅と長さは変わらず、硬くて揺れが少ないためにダブル以上であれば他の人間の睡眠に支障を与えず寝ることが可能です。

スタイルサポートナンバーワン

先のスタイルサポートハードと同じく硬いマットレスですが、こちらは低反発フォームが両面2cm組み込まれていることで硬い寝心地ながらフィット感があるマットレスとなっています。

サイズには幅85cmのセミシングルが追加され、それ以外は厚さ共にスタイルサポートハードと変わりませんが、価格自体は上がってシングルでも10万円超えと高価です。

スタイルサポートDX

スタイルサポートナンバーワンと同じく低反発フォームが組み込まれていますが、あちらは2cmなのに対しこちらは両面3cmとなっているため、よりフィット感が強くなったスタイルサポートといえます。

サイズはナンバーワンと変わりませんが、低反発フォームが多くなったため厚さは27㎝と厚くなっており、価格もシングルの時点で14万円程度とより高価な設定です。

耐久性と通気性を高くしたマットレス

DT-100

フランスベッドが提供している高密度連続スプリングをデュラテクノスプリングとして構成しているマットレスです。

デュテラテクノスプリングは圧縮加工がされて耐久性と通気性を通常のよりも高めてあります。しなやかな構造になっているため、寝た際の体圧分散の性能も向上し、体の負担を軽減しつつも程好い寝心地の硬さを選出しています

生地にはジャガードだけでなくクールマックスというものが使われており、これは通気性があるとの同時に速乾性があるので汗で濡れたとしてもすぐ乾くようになっています。スプリングと付けられている通気口が合わさって暑い時期は快適に寝ることができる構造になっています。

また。防虫不織布が使われてダニの防止もされていることで衛生面の対応もされているのです。

サイズはセミシングル・シングル・ワイドシングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブルがあり、セミシングルは幅85cm、ワイドシングルは幅110cmという以外はMHの方と変わらず、厚さは19cmです。

どこで購入するかにもよりますが、このマットレスもMHと価格面ではそこまで変わりがありません。

DT-ネクストランディ

一言で言えば、DT-100を厚さ23cmにしたマットレスです。

サイズはシングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル・クイーンとなっていて、DT-100と比較すると小さいサイズが少なくなり、新たに幅170の大きいクイーンが選べるようになっています。

また、長さ207cmのロングバージョンを全てのサイズで選ぶことができます。

DT-200

名の通りにDT-100のバージョンアップ版。

デュラテクノスプリングは変わらず、新たな素材として吸湿性と発散性が高く蒸れにくい羊毛が使われているマットレスです。

サイズも幅と長さは変わっていませんが、厚さは23cmと厚く、長さ207のロングサイズの注文もできるようになっています。

素材の関係で当然価格もDT-100より高くなっていて、シングルで6万円近くかかるようになっています。

DT-033

DT-033はデュラテクノスプリングが使用されたマットレスの最新作です。

デュラテクノスプリングの性能はさることながら、このマットレスは解体と分別が簡単で素材を再利用することができるリコ・プラスのようなマットレスになっています。

サイズは幅85cmのスモール・シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブルとあり、幅と長さは他と変わりませんがスモール以外は205cmのロングサイズの注文ができます。

シルク混生地の高級マットレス

DD-10

肌に優しいシルク混生地が使われているのが特徴。また、吸湿性と放湿性が備わっていて湿気対策もできているので、快適な寝心地にしてくれます。

他にもクォロフィル綿・キャメル綿という素材も使われており、クォロフィルは速乾性・保湿性に優れ、キャメルはシルクと同じく保湿、吸湿、放湿の性能を持っています。

フォームについては、高感触フォームとラテックスフォームとどちらも柔らかいながら弾力性があるため、単に柔らかいだけでなく、弾力性で体を支えてサポートをしてくれます

サイズはセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル・クイーンとあり、幅と長さは他と変わらず、厚さは32cmとかなり分厚いマットレスとなっていいます。

シングルの時点で40万円近いとかなり高級なマットレスです。

TD-SLK

DD-10と同じくシルク混生地が使われていますが、ただの混合ではなくジャガード生地として使われています。また、クォロフィル綿とキャメル綿も使われているのでDD-10と同じように湿気対策ができているマットレスです。

生地だけでなくスプリングもマイクロトリプルデッキスプリングという高密度連続スプリングを三段重ねにしたもの作りとなっていて、それによって通常よりもクッション性も耐久性も高まっています。

これだけでなくフォームとしてコールドフォームというものをスプリングの周囲に導入しています。それによって耐久性が更に向上し、沈み込みも防ぐ働きをしてマットレスの安定感を保つ働きをします。

サイズはDD-10と同じですがクイーンが幅85cmの2枚分となっており、三段重ねのスプリングが採用されているだけあって厚さは40cmとマットレスの中では相当なレベルの厚さです。

更に価格もかなりのものでありシングルの時点で54万円でクイーンとなると108万円程度百万超える程の高額なマットレスとなります。

TD-SLV

TD-SLKと名称が似ている通りにこちらもマイクロトリプルデッキスプリングが使われているマットレスです。

使われている素材も大抵は似ていますが、生地にはミューファンと呼ばれる純銀を加工して作られた銀糸が利用されています。

銀は抗菌作用があります。銀糸を縫うことで抗菌作用の効果を持たせていて、ニット生地として贅沢に使われて構成しているマットレスです。

それ以外はTD-SLKと変わらず、サイズも価格も同じくらいでありこちらも同じように高級なマットレスとして存在しています。

折りたたみマットレス

ラクネスーパー

ラクネスーパーは折り目がついていない折りたたむことができるマットレスです。

中にはスプリングが存在していながらまるで布団のように折りたたむことが可能です。耐久性のある高密度連続スプリングが使われて耐久力があるため、折り曲げたとしても問題がなく使えるからです。

また、持ち運びできる専用のケースが付いてくるため、自宅だけでなく外出先で使うこともできます。厚さは12cmと薄めで、重さもシングルで10kgと軽めに設計されているので持ち運びが楽です。

さらに、大抵のマットレスは日に当てるのは厳禁で陰干しすることしかできないのですが、このマットレスは日に当てても平気であるため、太陽に当てることでマットレスを衛生的に使うことができます。

サイズは薄型で軽くするためかスモールシングルとシングルしか存在せず、幅はそれぞれ85cmと97cm、長さは195cmと一般的なものとなっていて、コイル数はシングルで810個使われています。

折り曲げてもコイルの耐久性が高いため問題はないのですが、収納や持ち運びをした結果、外部からの影響が出ないとは限らず、何かが原因で劣化を早めてしまう可能性もあります。

また、耐久性が自慢だとしてもあまりにも折りたたむ動作を繰り返せばそれが中のコイルや素材に影響を与える可能性もあるため、必ず安全とは言い切れません。

ラクネスーパープレミアム

プレミアムの名から分かるようにラクネスーパーのバージョンアップ版。基本性能は通常の方と変わりませんが、コイル数がシングルで960個と増えて、より体の支えと安定感、耐久性の性能が向上しています

生地にはジャガード織りが使われていて、通常のよりも高級感漂い柔らかめな寝心地になっており、抗菌防臭素材を利用することで衛生面の対策もされています。

サイズはラクネスーパーと同じで幅と長さ、厚さも変わってませんが、製造と素材の影響で重量がそれぞれ1kg上がっており多少重くなっています。

高密度スプリングを利用していながら価格は2万程度と安価になっており、更にバージョンアップしたプレミアムでも3万程度と一般のシングルマットレスと同等の価格設定となっています。

折りたためる利便性と耐久性が高く長く使えるマットレスでいて安価なので、人気の高い商品になっています。

ブレスエアーのマットレス

三つ折りマットレスブレスエアーエクストラ

名前の通り三つ折りに折って収納することが可能です。ブレスエアーと呼ばれる素材が使われているノンスプリングのマットレスですが、単なるブレスエアーではなくブレスエアーエクストラという通常よりも密度が高い耐久性のある素材が用いられています。

リバーシブル仕様でブレスエアーエクストラとハードウレタンで使い分けることができ、暑い時期はブレスエアーエクストラの方で寒い時期はハードウレタンの方と季節通して使うことが可能になっています。

素材の関係で天日干しができるだけでなく、水洗いすることでお手入れも簡単です。ブレスエアーに抗菌防臭効果もあるため、衛生面の対策もしっかりしています。

サイズは幅97、長さ195のシングルだけで厚さも6cmとなっているため、人によっては利用するのが難しいという欠点があります。

ブレスエアーエクストラ RH-BAE

フランスベッドのブランドの1つ「リハテック」のマットレスで、三つ折りマットレスブレスエアーエクストラと同じくブレスエアーエクストラが使われています。

厚さが26cmと薄い三つ折りと比べるとこちらは分厚いマットレスとなっています。ジャガード織りにされているため、肌触りのよいふんわりした寝心地となっており、ブレスエアーの特性で通気性と衛生面も対策ができています。

サイズは三つ折りと違いシングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブルと一通り揃っており、幅や長さは他のマットレスと同じ設定となっていますが、三つ折りと比べるとこちらはシングルで10万円超えと高価なマットレスです。

ブレスエアーエクストラ RH-BAE-DLX

名の通りにRH-BAEのバージョンアップ版で素材に吸湿・発散の性能が高い羊毛が使われ、生地もダブルニット仕様でブレスエアーエクストラも片面だけだったのが両面使われるようになったマットレスです。

サイズは厚さが27cmになった以外は変わりませんが、価格は流石に上がっておりシングルの時点で14万円近くするようになっています。

ブレスエアーエクストラ RH-BAE-SPLX

RH-BAE-DLXを更にバージョンアップし、厚さが28cmと多少厚くなっています。また、羊毛綿がなくなり、エッジサポートが付いて使える幅が広くなり、耐久性も高くなったマットレスです。

それ以外はサイズは変わりませんが、価格はシングルの時点で18万円とより高価な設定になっています。

ブレスエアーエクストラシルキー CL-BAE

こちらはリハテックではなくクラウディアというブランドで出されているマットレスであり、ブランドの違いもありその性能はリハテックとは違っています。

こちらはノンスプリングではなくフランスベッドの開発したスプリングであるZELT-EXスプリングというものが使われており、縦にしっかり、横に柔軟に対応して体圧分散をスムーズにサポートする作りです。

生地にはリフレスと呼ばれるものが使用されていて、この素材は水分を蓄えてくれる性質があるため保湿力が強く寝た際の肌の乾燥を防止してくれるという男性よりも女性に向いた性能を持っています。

サイズ、厚さ共にブレスエアーエクストラRH-BAEと変わっておらず価格も同じであるためこういう面では「柔らかいバージョンのRH-BAE」と見ることができるのです。

ポケットコイルのマットレス

クラウンサポート

クラウンサポートはフランスベッドにしては珍しくポケットコイルスプリングで構成されているマットレスです。

コイルは6インチが使われていて、頭は1.6cm・腰は2.0cm・エッジ部分は2.2cmと部位ごとに違う線径のものが使われています。

生地にはドライスルーメッシュが使われて、メッシュ素材による通気性の高さでポケットコイルマットレスの欠点である通気性のカバーをしています。さらに、DT-200s同じく羊毛を利用して吸湿性、発散性を高めています。

サイズは基本の3種で幅も長さも変わらず厚さは27cmとフランスベッドの中では厚めです。

AR-1000

ブランドの1つであるエアサスペンションが提供しているマットレスです。ポケットコイルが利用されていますが、単にポケットコイルで構成されているのではなく2種類の異なるスプリングを使用して設置する場所を変えています。

その2種類はロングとショートに分けることができ、ロングは7インチの線径1.2で負担が少ない部分をしなやかに支え、ショートは2インチの線径1.4で負担が大きい部分をしっかりと支える作りとなっています。

さらに、エアという名の通りにスプリングが存在しない部分の空間に通気口の役割を持たせて、空気を循環させて湿気を追い出し、中の環境を新鮮なものへとする機能になっているのです。

通気性を高くしているだけでなく生地には銀糸を使っており、銀糸は抗菌性があるため抗菌作用を整え、更に消臭綿を利用することで臭いの対策もしていると衛生面にも気が配られています。

シングルの時点で1533個と千個を超えるスプリングが使われていて、その多さで体を支えて寝姿勢をサポートしてくれます。さらにエッジサポートの仕様にもなって幅広く使えて寝れるようにしています。

サイズはセミシングル・シングル・セミダブル・ダブルワイドダブルがあり、セミシングルは幅85cmでそれ以外は他のマットレスと変わりません。

コイル数はセミダブルで1971、ダブルで2263、クイーンで2555と後のサイズは二千個を越えています。

厚さは27cmとなっていて、機能と素材が盛り込まれてためか価格はシングルの時点で12万円程度と高い設定です。

AR-2000

名の通りにAR-1000のバージョンアップ版で新たにオーバートップの仕様がされることで高級感と同時に生地に柔らかな肌触りが追加されました。

厚さが29cmになったこと以外はAR-1000と変わらずサイズも使われているコイルの数も1000と同じになっているため、オーバートップ仕様がされて厚く価格が高くなったAR-1000と考えてもいいでしょう。

エコマーク認定のマットレス

RC-300

ブランドの1つであるリコ・プラスが提供しているマットレスであり、国内のマットレスにおいて初めてエコマークが認定されたマットレスであるのが特徴です。

エコマークの通りに解体して分別することが容易な作りとなっていて、マットレスを切るだけで解体可能で中で使われている素材と生地は高密度連続スプリングも含めてリサイクルすることが可能となっています。

マットレスとしては高密度連続スプリングの影響もあってかそれに対応した程よい反発力があるマットレスで、他と比べるとリサイクル可能なこと以外の特徴はそこまでありません。

サイズはシングル、セミダブル、ダブルの基本3種であり幅と長さは他と変わらず厚さが19cmで、価格自体は一般に比べるとシングルで4万円程度と高めです。

RC-500

その名称から想像できるようにRC-300のバージョンアップ版であり、リサイクルできることは変わりませんが新たに羊毛が使われて湿気対策がされ、硬さも硬いハードと柔らかめのソフトが選べる仕様になっています。

ソフトの場合はレストマティックスプリングを使い、枠をダブル構造にして体圧分散と柔らかさを両立、中央部分とエッジ部分の線径を変えて寝心地は柔らかく、マットレス自体の耐久は高める構造にしているのです。

サイズはRC-300と変わりませんが厚さが使われる素材の関係で硬さによって変わり、ハードが25、ソフトが24cmとなっており、価格も羊毛を始めとした素材の関係でシングルでも7万近くの設定です。

こんにゃくゲルのマットレス

PX-1000

フランスベッドが提供するこんにゃくマットレスというブランドであり、その名の通りにこんにゃくゲルと呼ばれる素材が使われているのが特徴のマットレスです。

こんにゃくゲルは正式に言うとパーフィクスゲルと呼ぶ素材でこんにゃくの名の通りの弾力性で体を支えてくれて寝姿勢をサポートし、体圧分散性にも優れ、浮遊感のある寝心地を味わうことができます

さらに立体格子構造であるため、空気の通り道があり通気性も高くなっています。これらの性能がフランスベッドの高密度連続スプリングと合わせてより高まっているのです。

生地もメッシュのを利用することで通気性能を更に高めており、防ダニ抗菌防臭の効果を付けて衛生面の対策もできています。

サイズはシングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルがあり幅と長さは他の一般のマットレスと変わらず厚さは25cmです。

しかしこのこんにゃくゲルは相当な高価でありシングルの時点で25万円程度と手に入れようと考えるのは難しい価格設定となっています。

PX-1000NH

PX-1000のスプリングをマルチラスハードスプリングにしたバージョンであり、通常よりも厚さが32cmと分厚くなってより硬い寝心地になったマットレスです。それ以外は価格が高くなった以外通常と変わりません。

PX-2000

PX-1000のバージョンアップ版であり、一層だったこんにゃくゲルが二層使われるようになり、よりこんにゃくゲルによる寝心地がパワーアップしたマットレスです。

二層なのでその分厚さが31cmになった以外は提供されているサイズも変わりませんが、一番変わっているのは価格で二層使っているだけ合ってPX-1000より跳ね上がっており、シングルの時点で40万円近いとかなりの高価なマットレスとなっています。

その他のマットレス

RP-1000N

ルーパームーブと呼ばれるブランドから提供されているマットレスで、他との大きな違いは電動リクライニングマットレスとマットレスの背中部分を操作して自分で調整することができることです。

背中の部分を調整することで自分の寝やすい角度で寝ることができ、更に曲げることができるためマットレスではなく座るソファとして機能させることもできます。

スプリングはウッドスプリングを使っておりそれによって程好い硬さの寝心地を提供しながら耐久面の補強もしており、負担がかからず長時間背中を預けておくことができる仕様です。

細かい銀糸のキルティングをすることで汚れが付き難くなっており、そのため床置きでも利用することができ、汚れが付いても落としやすくなっています。

特殊な仕様であるためサイズは幅97、長さ195のシングルしかなく、厚さは21cmと中の素材のこともあって厚めに作られており価格も12万と高めです。

東横インホテルマットレス

実際ホテルに採用して使われているタイプのマットレスで、それだけに一般では取り扱われない通販でしか購入できない商品となっています。

他のフランスベッドのマットレスと同じように高密度連続スプリングが使われていますが、マルチラススーパーという弾力性を抑えたタイプが使われていて、適度な反発力を持ったマットレスに仕上がっています。それによって起き上がりやすいという特徴をもっています。

さらに生地にはディープキルトが使われていて、摩擦に強く耐久性に優れ、ベンチレーターで通気性も確保している作りになっています。

サイズとしてはシングル・ワイドシングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングとホテルマットレスだけに大型サイズも用意されています。

基本3種は他と大きさは変わりませんが、ワイドシングルは幅110cm、クイーンは161cm、キングは194cmとなっていて厚さは17cmです。

シングルでも5万円程度となっていて、ホテルで使われている高級なマットレスとしては手頃な価格となっています。

まとめ

いかがでしたか?

フランスベッドの中でも複数のブランドに分かれていて、フランスベッドの種類は本当に多くなっています。

また、マットレスの特徴もかなり幅広く、価格についても安価な部類からかなりの高級マットレスまで様々です。高額なマットレスについては性能は良いと言えるかもしれませんが、予算と相談しながら選ぶ必要がありそうです。

逆に安価なもので言えば、高密度連続スプリングを使っているマットレスの中で比較的安い価格であるラクネスーパーは、予算が厳しいけどフランスベッドの高密度連続スプリングで寝てみたいと方におすすめです。