引用元: イオンのIllustrator(AI・EPS形式)ロゴ
イオンはもはや説明する必要もないくらい有名な大企業です。スーパー、モールなど日常生活で当たり前のように利用している方も多いと思います。
そんなイオンですが、マットレスを含めた寝具も扱っています。ネットスーパーにおいても「イオン快眠スタイル」という特集ページもあります。
ここでは、イオンのマットレスについておすすめの商品とその種類について紹介します。
イオンのおすすめマットレス「ドルミールプレミアムウィング」
ドルミールはイタリア語で眠りを意味する言葉であり、その通りにイタリア産のマットレスで日本においてはイオンだけで取り扱っているノンコイルのマットレスです。
ドルミールプレミアムウィングの特徴
高反発フォームエリオセル
素材としてはエリオセルが使われています。この素材は同じくイタリアのメーカーであるマニフレックスが利用している素材です。
エリオセルは高反発フォームの素材で、適度な弾力と復元力によって寝た人間の体を支えて沈ませずに、最適な寝姿勢にしてくれます。
通気性と保湿性の保証
エリオセルはウレタンフォームではあるのですが、クローズではなくオープンセル分子構造になっているため、呼吸をするように空気を取り込み湿気を放出する仕組みになっていて通気性・放湿性が高い構造です。
この通気性の高さ放湿性の高さは快適に寝れるだけでなく、手入れをする際にも立てかけて乾燥させることで湿気を抜かすことができるのにも繋がります。
単に通気性が高いだけでなく、空気の通り道があるように空気の層も含まれているため保湿性もあり、寒い時期は暖かくして寝ることができるようになっています。
安定した反発力と耐久性
ウレタンフォームの欠点として温度によって硬さが変わってしまうという性質がありますが、エリオセルの場合はゼロではありませんが温度による変化がほとんどなく安定した反発力で寝ることができます。
温度によって変化もしないように耐久性も高く、永遠に使えるわけではありませんがヘタリがすぐに起こらず長く形状維持をして寝ることが可能です。
安全な素材
ドルミールプレミアムウィングには、人体には無害であることを証明する規格が取得されているOKO-TEXクラスⅡという素材が使われています。
素材による危険性はなく安全性が保障されています。
三つ折りのマットレス
マニフレックスではメッシュ・ウィングというエリオセルが使われた三つ折りできるマットレスがありましたが、ウィングという名称が付いているようにこちらも同じく三つ折りにして使用することができます。
サイズについて
サイズはシングル、セミダブル、ダブルの基本3種であり幅は97、117、137cmとダブルの2つは一般よりやや狭くなっており、長さは198cmと比較的長く設定されています。
厚さは9cmとマットレスでは薄い部類に入ります。
ドルミールプレミアムウィングのメリット
コストパフォーマンスが高い
エリオセルによって適度な硬さと通気性と保湿性によって、暑い時期だけでなく寒い時期にも使える高反発マットレスでありながら、価格は3万円程度と一般的なマットレスと同じくらいです。
耐久性もあるため、このコストで長く使うことができるという利点もあります。
三つ折りして使える
三つ折りにできるため普段使わない時は収納してスペースを取らずに済みます。
また、持ち運んで他のところで直置きして利用するができるなど利用用途も高く、通気性と放湿性の高さもあって屋外でも立てかけて手入れすることができます。
保証の存在
イオンが提供しているマットレスということで最大で6年の保証が存在するため、耐久力のこともあってすぐにへたれるとは限りませんが何かあった際には無償で交換や修理を受けることができるのです。
ドルミールプレミアムウィングのデメリット
通気性の高さが仇に
エリオセルのお陰で通気性も放湿性も高いマットレスとなっていますが、その分流れてきた汗等がマットレスを通り抜けてしまいやすくなっており、床に敷くと床に垂れてしまう可能性が高いです。
それが原因で床に限らずカビを生やしてしまう自体を発生させてしまい、それがマットレスにも移ってしまう恐れが出てくるのです。
弾力があるために
弾力性のある高反発なマットレスであるため、それまで別の布団やマットレスに寝ていた場合には「硬い」と感じてしまう場合があります。
今まで柔らかい系統で寝ていた方の場合にはその硬さによる違和感が強くなってしまうでしょう。
三つ折りにできるということは
三つ折りにすることができるための折れ目が付いており、折って使うという関係で一般のマットレスよりも脆くなってしまっています。
耐久性自体はエリオセルのお陰もあって高いものの、利用するのであまり無理な使い方はしないようにする必要があるのです。
どんな人におすすめ?
エリオセルによって適度な反発力のある高反発でマットレスにおいては安価なものとなるため、高反発で通気性の高い安価なマットレスを求めている方に向いているマットレスといえます。
しかしエリオセルに関してはマニフレックスのマットレスもあるため、そちらとも比較をして自分が選ぶのであればどちらがいいかを判断してみましょう。
イオンの取り扱っているドルミールマットレス
イオンではプレミアムウィング以外にもドルミールのマットレスを幾つか提供しています。
ドルミールウィングⅡ
三つ折りができることとエリオセルが使われていること提供しているサイズと厚さもドルミールウィングプレミアムと同じというマットレスですが、こちらは向こうに比べると柔らかめに作られています。
プレミアムではないためこちらはシングルで2万5千円程度と安価になっているため、より安い価格でエリオセルのマットレスを求めるのであればこちらを検討してみるといいでしょう。
ドルミールプレミアムフトン
名の通りにマットレスというよりは布団ですが、素材は同じようにエリオセルが用いられて作られている布団です。
マットレスとは違い、床に敷くことが前提で作られているため、畳やフローリングの上に直接置く人向けのドルミールマットレスといえます。
サイズは他のドルミールと同じですが幅が98、118、138と1cm広くなっており逆に長さは196と2cm短くなっていて厚さは7cmとより薄い設定です。
薄さと布団ということもあって価格はウィング2種よりも安価になっておりシングルで2万程度となっています。
ドルミールマットレスⅡ
その名の通りにドルミールのマットレスとしてはスタンダードなマットレスです。エリオセルによる弾力と適度な硬さによる寝心地を味わうことができ、保証も12年と他よりも長く設定されています。
提供されているサイズは他と変わりませんが、幅は100、120、140cmとシングルは広くなって他は一般のマットレスと変わらない幅になっており、長さは195cmとこちらも一般のマットレスと変わらず厚さは16cmとスタンダードらしい厚さです。
厚さがある分価格は他のドルミールのよりも高く設定されていますが、それでもシングルで3万5千程度と一般のマットレスとそこまで変わらずお求めやすい価格設定になっています。
他のイオンのマットレス
ドルミール以外にも特徴のあるマットレスが提供されています。
ボディバランスマットレス
バランスという名称の通りに単なるマットレスではなく3ゾーンの部位ごとに硬さが分かれており、両端よりも中央を硬くすることで一番負担がかかりやすい腰の中央部分を多く支える形となっています。
素材としてウレタンフォームが使われていますがプロファイル加工がされているため通気性も向上しており、体圧分散性もサポートをして寝姿勢のバランスを取るのです。
サイズは幅97、長さ195㎝のシングルしかありませんが、硬さが硬いのとふつうのがあるため自分の好みで選ぶことが可能であり、厚さ自体はどちらも11cmと変わらずマットレスとしてはやや厚い部類に入ります。
価格は硬さによって変わらずどちらも3万程度と一般のマットレスとそこまで大きく変わらない手頃な価格設定です。
通気が良く体圧分散性のある敷ふとん兼用マットレス
ムマックウレタンという特殊なウレタンフォームが使われているのが特徴で、モニター検査を実施してデータを集めて分析をしたことで生まれたマットレスです。
その名称通りにムマックウレタンは通常のウレタンよりも通気性が高く、空気だけでなく水すらも通してしまう程のものであり、それだけの通気性もあって重さも軽くなっており持ち運びも簡単になっています。
マットレスとしても3ゾーンの構成で、ボディバランスマットレスと同じように中央部分の支えを強くして体圧分散性のバランスを取っており、プロファイル加工をすることでそのバランスを整えているのです。
ボディバランスマットレスと同じように硬さを硬いのとふつうのから選ぶことができるようになっていますが、ふつうの方だけではサイズがシングルたけしか選べないようになってしまっています。
硬いの方のサイズはドルミールマットレスⅡと変わりませんがシングルだけ幅が97㎝と一般と同じ程度になっており、長さ自体は変わらず厚さは8cmで価格が2万近くなのはどちらの硬さでも変わりません。
高反発タイプ2層式敷ふとん
マットレスというより布団ではあるのですが、三つ折りすることが可能でベッドの上に置いて利用もできるとマットレスとそこまで変わらない特徴を持っている敷布団です。
高反発タイプという名の通りに使われているウレタンフォームは高反発ので弾力性で体を沈ませず高反発らしく体を支えて寝姿勢をサポートする布団となっています。
サイズは他と変わらず幅もドルミールマットレスⅡと変わりませんが長さは198cmとなっており、厚さは10cmとマットレスとして見ると薄いと厚いの境界線に位置している敷布団です。敷布団ではあるため価格は安くシングルで1万5千程度になっています。
低反発タイプ2層式敷ふとん
名称の通りに高反発タイプ2層式敷ふとんの低反発バージョンであり、高反発とは違って寝姿勢に沿って沈む構成になっていますがそれでも体圧分散性とサポートはしっかりとしている作りです。
低反発であること以外は高反発の方と変わらずサイズも厚さ、価格も全て同じとなっています。
イオンの敷パッド
カラーに分けられて提供されているものが多いです。
TVPFクールパッド 熱伝導率の高いポリエチレン繊維使用
その名の通りにポリエチレン繊維が使用されているパッドで通気性が良いだけでなく、熱を逃がす力が強くてひんやりとした感触がしているため暑い時期に最適なパッドです。
単に通気性と冷感があるだけでなく、特殊なわたが使われていてそれによってクッション性も通常より高められていることでパッドながら弾力のある寝心地を感じることができる作りにもなっています。
選べるカラーとしてブルーとピンクがありますが、ブルーはシングル、セミダブル、ダブルの基本3種は選べるのに対しピンクだけはシングルだけしか選べない仕様です。幅
はそれぞれ100、120、140で長さは205cmとなっており、価格はパッドであるためそこまで高くはなくシングルで9千近くとなっています。
TVPF敷パッド ひんやりフィット&綿パイルリバーシブル
その名の通りにリバーシブルで表と裏でその構造が違っており、表はひんやりとした冷たいフィットし、裏は綿をふんだんに使用したパイルしたものになっており、暑い時期と寒い時期で使い分けることができるようになっています。
どちらの面も抗菌防臭の加工がされているため、菌の繁殖と異臭の発生を抑えて快適に使うことができるようにもなっているのです。
カラーとしてブルー、ピンク、グリーン、アイボリーが用意されており、ブルーとピンクは基本3種選ぶことができますがグリーンだけはシングルのみでアイボリーは幅160のクイーンを選ぶことができるようになっています。
幅と長さはそれぞれ変わっておりませんが価格はかなり安価になっておりシングルで3千程度で、アイボリーのクイーンでも5千近くの設定です。
TVPF敷パッド クール&パイルリバーシブル
上のひんやりフィットと綿パイルと同じ構成ではあるのですが、こちらはひんやりするクール面はフィットせず、綿の方は綿100%ではないパイル面で構成されているというパッドです。
性能としては比較すると劣っているのは仕方がないですが、抗菌防臭加工は同じようにされており、価格もシングルで2千程度とその分より安価にお求めすることができるものになっています。
カラーはブルー、ピンク、グリーンとアイボリーはないですがブルーはそのアイボリーと同じくクイーンサイズが追加されていて、グリーンは変わらずシングルのみの提供で幅と長さは変わりません。
高反発タイプ敷パッド
高反発タイプ2層式敷ふとんをパッドにしたようなものであり、三つ折りにはできませんが性能としては高反発タイプ2層式敷ふとんと同じようなものと考えてもいいパッドです。
提供されているサイズも高反発タイプ2層式敷ふとんと変わっておらずパッドだけに厚さは3cmと薄くなっていますが、これだけ薄くても敷くことでその高反発の性能を発揮するようになっています。
価格はシングルで8千近くと安価な設定です。
低反発タイプ敷パッド
そのまま高反発タイプ敷パッドの低反発バージョンであり、あちらが高反発タイプ2層式敷ふとんをパッドにしたものであればこちらは低反発タイプ2層式敷ふとんをパッドにしたものと見ていいでしょう。
実際に低反発になったこと以外はサイズも幅、長さ、厚さも価格も変わりません。
まとめ
イオンが販売しているマットレスは高いものでも5万円を超えるものはありません。とはいえ、全体的に安価となっていながら性能という面では優秀なマットレスも用意されているため、専門ではないながらマットレス選びの候補には十分に入るメーカーです。
全体的に厚いマットレスが少なく薄いものが多いために、厚さによるスペースの問題に悩まされている方も問題なく選ぶことができるため他の薄く高性能なところと合わせて考えていくといいでしょう。