マットレスは基本的に高ければ高いほど性能が良くなりますが、高いものとなると10万以上もすることになるため容易に手が出せる範囲ではなくなります。しかしマットレスの中にはそれなりの価格で性能が良いものも販売されており、それらを狙えば予算を多く用意せずとも性能の良い長く使えるマットレスを手に入れることができるのです。

では実際に価格と性能を比較してコスパが良いマットレスとしてはどのようなものがあるでしょうか。

エアリーマットレス

アイリスオーヤマが提供している高反発のマットレスであり、エアロキューブという素材によって高い反発力を持っています。それだけでなく通気性も高く素材が水に強いため水で丸洗いをして汚れを落とすこともでき、乾くのも早いという手入れができて長く使える性能です。三つ折りをすることも可能で普段は収納しておくこともできます。

これだけの性能を持っているにも関わらず価格はシングルで2万もしないという破格の設定になっています。一方で通気性が高すぎる故に寒さ対策はされておらず、寒い時期は寒さ故に利用できないという欠点がありますが。

エアリーマットレス(アイリスオーヤマ)のメリットとデメリット

メッシュ・ウィング

マニフレックスが提供している三つ折りのマットレスであり、メッシュという名の通りにメッシュ素材が使われています。マニフレックスはエリオセルという素材を利用していてるのが特徴ですがこのマットレスも例外ではなくエリオセルが使われており、それによって適度な反発力があるのです。

通気性もメッシュ素材が使われているだけでなくエリオセルが使われていることで高いだけでなく放湿性も兼ね揃えていて快適に寝ることができます。厚さが11cmであるため三つ折りであることと合わさってベッドフレームに載せるだけでなくフローリング等に直置きして利用することも可能です。

これだけの性能があるのにも関わらず価格はシングルで3万台とこの価格帯としてはかなり破格なものになっています。保証も10年間あるためこの価格で10年という長い期間利用することができるということです。

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ラクネスーパープレミアム

フランスベッドが自身のブランドで提供しているマットレスであり、畳んで持ち運びができるのが特徴とされています。フランスベッドの特徴である高密度連続スプリングが使われており体を安定して受け止める体圧分散力がありながら耐久性、通気性が高いです。プレミアムという名の通りに生地は高級なジャガード織がされており、軽いために持ち運びも苦労はしません。

フランスベッドのマットレスは高いですがこのラクネスーパーはシングルで3万程度とこれだけの性能ながら破格な設定です。しかし折りたたんで持ち運びが出来る分提供されているサイズかセミシングル、シングルだけに限定されているというサイズ選びの幅が狭いという欠点があります。

フランスベッドのマットレス種類大全

トゥルースリーパーセロ

ショップジャパンが販売しているマットレスのブランドであり、低反発、中反発、高反発と3種類のマットレスを提供していますがセロはその中で高反発に該当します。ナノブリッドRとファイバークッションの2種類が表と裏で使い分けられており、ナノブリッドは通気性が高く、ファイバークッションは温度と湿度を保ってくれます。

そのため暑い時期はナノブリッド、寒い時期はファイバークッションと使い分けることができ季節通して利用することが可能です。これらの素材は水洗いをすることもできるため汚れた場合でも水で洗い流して綺麗にすることができます。こうした性能であるにも関わらず価格はシングルで2万5千程度と安価であり、他のトゥルスリーパーと変わっていません。

他のトゥルースリーパーも低反発の代表であるプレミアムを始めとして安価で販売されているため、そちらも性能と比較してコスパが良いマットレスとなっています。

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連続コイルマットレス、フィルザ2

ニトリで提供されているマットレスでボンネルでもポケットでもない連続コイルが使われているのが特徴です。連続コイルによって体圧分散性と耐久性が高まっており空気の通り道があることで通気性も高めています。更に素材として羊毛が使われており、それによって湿気を吸収し、保湿する性能が備わっているため1年通して利用することができるのです。

連続コイル、羊毛が使われているにも関わらず価格はシングルで3万近くになっておりニトリでも安い方ではあるのですが、それでこの価格はコスパが良いといえます。

ドルミールプレミアムウィング

イオンで提供されているマットレスであり、名の通りにドルミールというブランドから提供されています。ドルミールはマニフレックスと同じイタリアのメーカーであり、それ故に利用している素材にエリオセルがあり、メッシュ・ウィングと同じようにエリオセルが使われた三つ折りできるマットレスとなっているのです。

向こうとは違いメッシュ生地ではありませんがエリオセルの性能は変わっておらず、適度な反発力と通気性、保湿性によって快適に寝ることができます。価格もシングルで3万程度と安く、保証も6年でメッシュ・ウィングよりは低いですがそれでもある程度の期間利用することができるということです。

ファインエアー550

オーシンというメーカーが提供しているマットレスでエアーラッセルと呼ばれる素材が使われているのが特徴です。エアーラッセルによってクッション性と耐久性が高くなっており、熱に強いので温度が高い道具も併用して利用することが可能になっています。難燃性もあるので燃えてしまった際の周囲による被害を抑えるという特性もあるのです。

エアーというだけあって軽いため持ち運びも楽にすることができ、水洗いで汚れを落とすことができるため洗って清潔に利用することもできます。通気性と保湿性がある関係で暑い時期でも寒い時期でも利用可能で季節通して使うことができるのです。これだけの性能にも関わらず価格はシングルで2万台という安価な設定となっています。

ポケットコイル、リネンワッフル

ポケットコイルマットレスを専門で取り扱っているクラフティアというメーカーが提供しているマットレスです。リネンワッフルという名の通りにリネンが生地に使われており、それによって通気性、吸湿性、発散性を持っており熱の発散もしてくれるため快適な寝心地を提供してくれます。

コイルスプリングの方もプリヒーティングによって耐久力が上がり、コイル自体にもバラつきがなく均等な性能で構成されているのです。これで価格はシングルで3万近くとなっています。

まとめ

ここで紹介されたマットレス以外にも、価格としては高いが長い目で見るとコスパが良いというマットレスは存在します。本当にコスパが良いかどうかは本人の予算によっても決まるため自分がマットレスに使える予算からどのようなマットレスがコスパとして良いか判断してみましょう。

もちろんコスパが良いマットレスでも使い方に問題があれば早くに寿命が来て買い換えなければいけなくなります。長く使いたいのであれば手入れを始めとしたマットレスの使い方も気をつけるようにした方がいいです。