普段は痛みがないのに急に腰へと強烈な痛みが生じる、それがぎっくり腰です。単なる腰痛ではなくこちらに悩まされているという方も現代社会において珍しい話ではありません。

現に突然痛みが生じるためにいつ起こるか分からず、慢性的な腰痛とは別の方面で厄介な症状であるといえます。ぎっくり腰を患っているのであれば、寝方もそれに対応したものにしなければいけません。

ではぎっくり腰は何故起こるのか、それが起こるのであればどのような寝方がいいのでしょうか。その上でぎっくり腰の場合にはどのようなマットレスや布団を選べばいいのでしょうか。

ぎっくり腰になる原因

ぎっくり腰も外部から大きな衝撃を受けない限りは流石にすぐになってしまうというものではなく、明確に原因は存在します。原因は様々なので、人によっては原因が不明になってしまうこともありますが、大本の原因としては幾つかに考えることができるのです。

蓄積された筋肉疲労

原因の1つとしては腰痛になるのと同じ筋肉に疲労が蓄積されているという点であり、腰痛の場合は少しずつ蓄積されてそれがすぐに出て少しずつ痛みを与えているという状態と考えられます。

ぎっくり腰の場合はその蓄積された痛みが一気に解放されるというものであり、そのため疲労が一気に出てそれが大きな痛みとして出てしまうことになるのです。

骨盤のゆがみ

2つ目に考えられる原因としては、骨盤が歪んでしまってぎっくり腰が起こるというものもあります。こちらは普段の姿勢や生活から骨盤を歪ませてしまいそれがバランスを崩すことに繋がり、筋肉へと負担を与えてしまいます。

後はバランスを取ろうとしてそれが不安定になってしまい。筋肉に必要以上の疲労を与えてしまうことでぎっくり腰となってしまうことになるのです。

一気にかかる腰への負担

他には腰に一気に大きな負担を与えてぎっくり腰起こしてしまうという点があり、こちらは腰に悩まされる人よりも普段は特に問題がない方に起こるものとなっています。

特にスポーツをしている方に起こりやすい原因であり体を一気に捻ったり、勢いよく腰を動かすとそれが大きな負担となってぎっくり腰になってしまうことがあるのです。

他にも原因がありますが基本的には筋肉の疲労、骨盤の歪みによる不安定、一気に動かしたことによる急激な負担が原因と考えた方がいいでしょう。

逆にどれにも当て嵌まらない場合は普段の生活から何か腰や体に異常を与える問題がないかを確認して分析していくといいです。

ぎっくり腰の場合の寝方

ぎっくり腰は腰に大きなダメージを受けている状態なので、その腰に負担を与えるような寝方はしない方がいいです。そのため腰痛の場合には仰向けにした方がいいとされていますが、ぎっくり腰の場合には仰向けとなると逆に腰へとダメージを与える姿勢になってしまいます。そのため、ぎっくり腰の場合は横向きで寝るのが適切な寝方となるのです。

しかし寝方はもちろんですが寝姿勢に入る前の入り方も大事であり、腰にダメージを与えないように慎重に動かす必要があります。腕を利用して何かに掴まり、そこから少しずつ体を横向きに傾けていくのがいいでしょう。掴まるものがない場合には腰を下手に動かさないように少しずつ体を動かして寝姿勢の体勢にしていくようにしていくのがいいです。

そのまま寝てもいいですが、横向きだと寝相によって仰向けやうつ伏せの寝姿勢になってしまう可能性もあります。その場合には足の間にクッションを挟むと痛みを軽減させながら寝相による寝姿勢の変化も防ぐことが可能です。それだけでなく背中も伸ばさずに丸めるようにすれば腰に負担を与えない状態で寝ることができます。

ぎっくり腰で選ぶマットレス・布団

腰痛対策マットレスはぎっくり腰にも良い?

腰痛とは違う症状といえど、腰に関わる症状であるためマットレスに関しては腰痛対策とされる種類を選べば問題はありません。腰痛対策のマットレスは体圧分散性が高く腰に負担を与えない性能になっているためそれがぎっくり腰にも効果を発揮するからです。

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しかし腰痛対策マットレスと見なされるものでも低反発の体が沈むタイプがあり、そちらはぎっくり腰だと余計に腰にダメージを与えてしまうため選ぶのはおすすめできません。

布団に関しても同じであり、柔らかいのではなくしっかりと体を支えて腰を沈ませない腰痛対策になるタイプを選ぶようにしましょう。

通気性も大事

通気性があるものを選ぶのも重要で、通気性が悪いと暑い次期は寝苦しくなってしまいます。寝苦しくなれば当然体は寝苦しさから暑さを逃がそうと動きやすくなり、それが腰を動かすことで負担へと繋がってしまうのです。

基本的に腰痛対策とされるマットレスや布団は通気性は問題ないためこの点は気にしなくてもいいでしょう。

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まとめ

ぎっくり腰が起こる原因は様々であるため単にマットレスや布団、寝方を変えた程度では解決しない可能性もあります。いつからぎっくり腰が起こるようになったのか原因を考えて本当に寝方やマットレスを変えて解決するものかどうか判断してから変えるようにしましょう。

一方で変えたところでぎっくり腰はすぐ解決するようなものではなく、しばらくは付き合っていくことになります。そのため生活していく上でのぎっくり腰との付き合い方も考えておいた方がいいかもしれません。