体の痛みで多いものに腰痛や肩こりがありますが、背中の痛みに悩まされているという方も多いですよね。

腰も背中の一部と言えますし分かりづらいかもしれませんが、腰の部分ではなく上半身部分の背中に痛みが出た場合には背中痛と考えた方がいいです。

寝起きに背中が痛いという人は勿論、通常時に背中痛のある方は睡眠中の姿勢や寝返りの質が関わっていることが考えられます。睡眠を改善するにはやはり寝具です。特にマットレスは腰痛対策になるマットレスもあるほど健康を考えられている商品が存在します。

ここでは背中の痛みの原因を探り、背中痛のある人におすすめのマットレスを紹介します。

背中が痛くなる原因はマットレスや布団にあり!

腰痛や肩こりになってしまう原因として寝返りが上手く打てないことで、寝ているときに同じ姿勢となって体の一部にかかる負担が大きくなってしまうというものがありますが、背中の痛みもこれと同じ原因であることが多くなっています。

それでは「寝返りが上手く打てなくなってしまう原因」を具体的に見ていきましょう。

布団やマットレスの硬さが原因

特に起きた時に背中に痛みを感じる場合には布団やマットレスの硬さが原因となっていることも考えらえます。

寝ている寝具が硬いと体にかかる負担を軽減させることができず、疲れが取れないばかりか、逆に負担がかかってしまうことになります。これは布団を敷いたとしても床や畳の上で寝ているのと変わらない状態になってしまうのです。

薄い寝具が原因

硬さと同じく、あまりにも薄い布団やマットレスで寝ていると、体が床についているのと変わりません。こうなれば床の硬さが背中に影響を与えてしまうため、それが負担をかけて痛みを生じさせてしまうことになるのです。

床と書きましたがベッドフレームに敷いたとしても結果的に硬い部分に当たるのは同じことになります。

枕が原因

腰痛や肩こりと同じように原因がマットレスではなく枕にあるという場合もあります。

これはマットレスではなく枕に頭が沈むために寝返りを打てなくなるという現象が起こることであり、こうなれば他と同じそのまま寝返りが打てないことの支障が出てしまうことになるのです。

背中痛は病気の可能性もある…!

マットレスや寝方が背中痛の原因となる一方で、場合によっては病気が原因で背中に痛みを感じるということもあります。

もし背中の痛みを感じた後、痛み以外にも何かしらの症状が出た場合には病気にかかっている可能性を考えるべきでしょ。痛みだけでも寝て起きて発生するレベルではない激痛がした場合でも病気であると疑った方がいいでしょう。

基本的に背中のどこが痛むかによってどのような病気であるかも変わってきます。左側に痛みが出る場合には胃がんや胃炎といった胃に関わる病気、心筋梗塞といった病気が該当します。右側の場合は肝炎や肝臓がんといった肝臓に関わる病気、胆石、胆のう炎といった胆に関わる病気が該当するのです。

肩から少し下がった肩甲骨の場合には胸郭出口症候群や腎臓に関わる病気が該当します。どこが痛くても危険な病気が発症している可能性は捨てきれないため、もし病気の疑いがある場合にはすぐに病院へ行った方がいいでしょう。病気が原因の場合には流石に寝具を替えた程度で治しようがありません。

背中が痛い場合のマットレスはどう選ぶ

さて、マットレスのリサーチサイトなのでマットレスの話に戻します。原因がマットレスや布団にある可能性が高い方はまず今寝ている寝具の硬さと薄さをチェックしましょう。

「少し薄いかな」「少し硬いかな」と感じたらマットレスの買い替えをしましょう。また、今まで布団だった方はマットレスを使うことをおすすめします。その際、一定の厚さ(最低8cmほどはほしい)を持つ種類や硬すぎない相応の硬さを持つ種類を選ぶように考えるといいでしょう。

硬いのが危険であれば柔らかいのをと考えるかもしれませんが、柔らかいのは体が沈んでそれが床に付いてしまう恐れになるため逆効果になる可能性が高いです。

そこを考えると適度に硬いとされるのは高反発系統のマットレスとなるため、ある程度の厚さがある高反発のマットレスを選ぶのがいいということになります。高反発のマットレスであれば寝返りもスムーズにさせてくれる性能であるため、寝返りの少なさで血行が悪くなることによって起こされる背中の痛みも自然と解決することができるのです。

腰痛対策のマットレスは基本的に高反発の物が多いためそれらから選べばよいですが、中には厚さが不安なマットレスもあるためあまりにも薄いタイプのは避けるといいでしょう。

背中が痛い人が選ぶマットレス

モットン

高反発、腰痛対策のマットレスとしてよく挙げられるマットレスであり体圧分散性、寝姿勢といった腰痛対策ならではの性能は保証されています。

一方で厚さも10cmと薄くはないため背中に床が付く心配はなく、高い反発力と寝返りのエネルギーを抑える力もあるため背中が痛い方にも向いているのです。返金保証も魅力です。

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慢性的な腰痛持ちがモットンを使ってみた感想・レビュー

13層やすらぎマットレス

厚さが27cmと分厚いマットレスです。ポケットコイルマットレスですがコイルはプレミアム反発コイルというものを利用して、他の素材も詰められているため、体圧分散性と反発力が高く背中を痛めない寝姿勢で寝ることができます。耐久性もあるためコイルのへたりによる寝心地の変化に悩まされることもありません。

しかし問題は厚さがあるだけにシングルでも10万を超える高額なマットレスであるということです。

13層やすらぎマットレスの体験談はこちら↓
13層やすらぎマットレスの口コミ・レビュー(30歳/女性)

マニフレックス

適度な弾力性と復元性を持っているエリオセルという素材をマットレスに使用しているマットレスのメーカーです。ここのマットレスは腰痛対策としても挙げられますが、海外のメーカーだけあってほとんどのマットレスが10cm以上の厚さがあります。他と比べると価格も手頃になっているのもメリットでしょう。

直置きができるマットレスとしてはメッシュ・ウィングという三つ折り可能なマットレスが存在します。こちらは厚さ11cmという設定であるため床に置いたとしても背中が床の固さにやられる心配はありません。

硬いマットレスとしては手頃な価格のマニ・スポーツがありますが、単に硬いわけではないため硬さによる背中の被害を受ける心配はしなくてもいいです。

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全種類を網羅!おすすめのマニフレックスマットレスと選び方

ドルメオ

マニフレックスと同じくイタリア発のマットレスブランド。エコセルという高反発ウレタンフォームを利用しているのが特徴です。エリオセルと同じように体圧分散性を均一にして、寝姿勢をサポートにするのは同じで腰痛対策としても利用できます。どれも厚さが10cm以上であるためエコセルの反発力と合わさって硬い床に背中が付く心配はありません。

安価なのであれば4万円程度で購入できるため価格としては手頃なものになっています。

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ドルメオのマットレスを大解剖!メリット・デメリットとおすすめの種類

まとめ

背中が痛い原因は様々です。病気が原因の場合はマットレスを変えた程度では解決しませんが、睡眠の質によって改善することが多いのも事実です。病気の可能性が否定できる場合はここで紹介したようなマットレスを使ってみてはいかがでしょうか。

注意点として、厚いマットレスであっても体重によっては体を支えられないという場合もあります。そのため、自分に合ったマットレスを選ぶのが大事になってきます。管理人も使っているモットンは返金保証があるのでその点確認しやすいマットレスとなっています。